モブ視点
9年前
僕は模武
ピカピカの一年生!
僕の個性は拘束って言うんだ!
僕の個性は相手を影で相手をつかまえるすることができて、
つかまえた相手はね、個性が使えなくなるの!
とってもすごいでしょ?
パパとママはとってもほめてくれたの!
「将来はヒーローだ」って!
それに僕はとっても頭がいいんだ!
もう簡単な漢字なら書けるんだよ!
あ、今はね、自己紹介の時間!
もうすぐ僕の番なの!
あ、来た!僕の番!
模武「始めまして!僕の名前は光川模武っていいます!
僕の個性は拘束 です!よろしくお願いします!」
A「なぁ、お前の個性の拘束ってなんだ?」
模武「僕の個性はね、影でつかまえることが出来るの!
つかまえた相手は、個性が使えなくなるんだ!」
B「え〜!すごいじゃん!おれの個性はね〜」
皆褒めてくれた!嬉しいなぁ
3年生の1学期
先生「はーい!今日は新しいお友達が来ます!」
塩土「はじめまして、塩土平和です」
それからだった
僕の平穏が崩れたのは
C「すご~い!平和君!何でも出来るんだね!」
模武「ねぇねぇ、Cちゃん」
C「なに?今平和君と話してるんだけど?」
模武「あ、ごめん、、、」
先生「平和君!すごいね!100点!」
模武「先生!僕も100点!」
先生「、、、すごいねー。平和君!次も頑張ってね!」
皆、平和君、平和君、平和君で
皆が平和君をすごいという
いつの間にか、僕の周りには人がいなくなっていった
6年生
ママ「あんた、なんなの98点?平和君は100点よ?
あんたも平和君を見習って、もっと勉強しなさい」
パパ「なに?ゲームがほしいだって?バカを言うな!平和君よりも
言葉が幼稚なのに!もっと男らしい口調になれ!
ゲームのやりすぎだ!口調が男らしくなるまでゲームは禁止だ!」
E「うわ、個性使えなくなるとかこっわ〜」
F「近寄らないようにしよ?じゃないと襲われるかも!」
G「キャ~!こわ~い!」
どうして?
今まで、あんなに褒めてくれてたのに
ママ、平均よりも高い点数じゃない。これでも頑張ったのに
パパ、今更なおすなんて、難しいよ
友達の皆、怖くないよ。すごいっていってくれたじゃない
ああ、誰も“僕”は必要としてないんだ
それからは、”僕“は消して、 “俺”になった
口調だって男らしくした
ママは母さん、パパは父さん
友達だって呼び捨てにして、遊ばずに勉強をした
個性だって、少し改変して伝えた
口だけだもんな、犯罪ではねぇよ
個性は影を操れる個性と口では伝えた
それでも、皆ほめてはくれない
これも全部全部、塩土のせいで
あぁ、憎い、あいつが憎い
あいつさえ、いなければ
そうだ、それだ
いつかあいつに復讐しよう
大丈夫。
相手の心の影を操って、鬱状態にするだけだから
そう、俺は周りに影を操れる個性と伝えた
そうしたら、本当に影を操れる個性になった
これは認識次第の個性で、相手の心の影を
増大、減少させることが出来る
もちろん、誰にも伝えてないけど
体育祭の少し前
アイツは今、怪我をしている
体育祭が終わった後に復讐をしよう
今はそれの下準備
アイツの教室でアイツに啖呵を切る
体育祭の日に作用するよう調節した睡眠薬を
こっそりと影を使ってアイツに仕掛けた
これでよし
アイツが起きるのは体育祭が終わった後
何でも出来るアイツでも、寝起きは頭が働かないはず
想像通りで笑ってしまう
アイツに付いていけば
アイツは路地裏に入る
本当ならここで、大通りに行ったほうがいいのになw
会話をしている間に影をアイツの足元にスタンバイ
タイミングよく、アイツを拘束すれば
あとはアイツの心の影を操るだ、け、、、
模武「ば、化け物! 」
塩土「は?」
困惑してるが知ったこっちゃない
俺は俺の命が大切で、、、
そこまで考えて逃げる足が止まる
俺は、ただ少し、鬱になってもらえればと思っただけで
死んでほしいなんて思ってない
でも、拘束はとかなかった
五分で解けるから?
脳震盪が起こったら逃げれないじゃない
囮になってくれたら逃げられる?
アイツの命が危険じゃない
死んでほしい、死んでほしくない
そのことだけが、俺の中でグルグル回る
ヒーロー「君、大丈夫?」
ヒーローが近くに来て、決めた
俺は、まだ復讐出来てないんだから
死んでほしくない!
模武「あの、友達のこと、助けてほしくて!」
ヒーロー「?、取り敢えず、わかった!誘導してくれ!」
模武「はい!」
模武「こっちです!」
俺が路地裏に付けば、そこには化け物と
血塗れの憎き塩土平和
死んでほしくない。
ただその一心で、血を流している箇所を抑えた
化け物は、舌打ち?をすると、何処かへ行った
そして、俺は塩土の血が止まったことを確認して
意識が消えた
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!