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奇病棟
別名
奇病患者隔離病棟
ここは、あらゆる奇病を持つ患者が集う病棟。
管理人
年齢:29
この病棟を仕切っている。
医者兼管理人である。
この作品の主人公
此処は奇病棟
今日もまた、患者の見回りに出る。
一つ、扉を開けた
奇病棟102号室【ゆーろ】
カルテ
名前【ゆーろ】
年齢【12】
病名【触石病】
詳細【触ったものが宝石と化する。ただし自分の服などは別である。】
危険度【★★★★】
「やぁゆーろちゃん。気分はどうだい?」
優しく語りかける
宝石のようにキラキラと輝く青の瞳
幼さを感じる二つ結びの髪
灰色の病院着
周りには彼女の犠牲となった同僚たち
「先生、気分は悪くない。お腹すいた」
彼女は幼い声で言った
「そうかい。では林檎を食べよう」
俺は林檎を手に取り、そばのナイフで切り始める
「先生。この人達は心配にならないの?」
彼女は問い掛けた
手が止まる
「____別に?」
そう返す
「はい、林檎剥いたから、食べなよ。俺は次の人に行くから」
「そう」
彼女は話すのが嫌いだったらしい
カルテ
日時【3月×日】
患者名【ゆーろ】
備考【変化なし】
俺はそう書き込んで、隣へ向かった
奇病棟103号室【哀楽】
カルテ
名前【哀楽】
年齢【14】
病名【愛狂病】
詳細【愛した者を絶対に手放さない、相手が他の異性と話すだけでも相手に対して強い嫌悪感、殺気を示す。酷くなった場合、相手を監禁または殺傷する危険がある】
危険度【★★★★★】
次回はいつか