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第10話 騎士の条件
rd side
言ってしまった。彼に騎士になってくれって。相変わらずフードで顔は覆われているためどんな表情をしているのかは分からない。だけど少しの間ののち、彼はゆっくりと言葉を紡いだ。
ガイスト(md)
「…分かった。けど、条件がある。」
ラダオ・ヴェルディオン(rd)
「条件?」
条件とはなんだろう。ガイストを騎士にするからには何かしら関門があるのは分かっていたつもりだ。彼がどんな条件を出すかは分からないが、俺にできることなら答えよう。
md
「条件は…2つ。1つ目は、どうしてもという時以外…人前に出る場で僕を呼ばないこと。でも騎士を拝命するから…もちろん護衛も僕の仕事…。だからそういう場には僕が作った防御魔法付与のアクセサリーを身につけさせたり…パペットを置いていく。僕はパペット越しから様子を見てるから、何かあれば転移ですぐそこに飛ぶ。」
rd
「分かった。」
md
「2つ目は…王家の人間しか入れない禁書庫に入る許可が……欲しい。」
rd
「禁書庫…。」
禁書庫は王宮の地下にあるものだ。禁書庫には歴代の王家が受け継いだとされる力の詳細が書かれていたり、王家しか知らない魔法があったりするのだと言う。俺は幼少期に数回程度、父や兄達と訪れたことがある。だが最近は行っていない。俺も今回の件でもっと魔法の特訓をしようと思った。俺も久しぶりに行ってみようか。
rd
「…分かった。けど禁書庫の許可は俺だけじゃ判断できない。父上に掛け合ってみる。ガイストが禁書庫に入れるよう善処する。」
md
「…分かった。なら僕は、君の騎士になる。今後とも…よろしく……、ラダオ様。」
rd
「俺らだけの時は様呼びしなくていいから。それに歳も近いし。今ガイストっていくつ?」
md
「…今年で、18。 」
rd
「じゃあ同い年だ。ならもっと気楽にやろうよ、お互い。 」
md
「うん…。そう、だね。」
rd
「じゃああらためてよろしく、ガイスト。」
俺がガイストに向けて手を差し伸べると、戸惑いやぎこちなさがあったが、俺の手をしっかりと握ってくれた。
その後も俺らは今後のことについて色々話した。ガイストの話が聞けて良かったと思う。
話しているとトロンがこちらに来た。
トロン・フォグナー(tr)
「おや、お取込み中でしたか。」
md
「問題ない。式典は終わったのか?」
tr
「いいえ、思った以上に盛り上がっていて本来予定されていた時間より伸びています。私も明日の下準備等もあるのでこの辺でお暇しようと思いまして。」
md
「そう。それで話は?」
tr
「情報漏洩されては困るので、商業館にある私の部屋で詳細を。」
md
「分かった。それじゃラダオ、また。何かあったら手紙を出して。」
rd
「うん、今日はありがとう。」
俺に軽く一礼するトロンとガイストの背中を見つめていると、2人は転移魔法でどこかに行ってしまった。
父に色々話さないとな。日程はなるべく早めにしてもらうよう掛け合ってみよう。 そして俺は室内に戻った。
──────────────────
??? side
2人の密談の様子を見たあと、俺は謁見の間に戻った。
???
「おかえり。長かったな、また何か観察しとったん?」
???
「まぁね。しかも今回は面白いものが見れたよ。」
???
「面白いもの?」
???
「そう、庭園で七つの王冠のガイストと第三王子であるラダオ・ヴェルディオンが密談してたんだよ。」
???
「密談!?それは確かに面白いものやな。コンちゃんが魅入るのも頷けるわ。」
コンタミ・ソフィ・タンザナイト(kn)
「でしょ?何を話してたかは遠くからだったから分からないけど、あのガイストが同じ七つの王冠の人以外で話しているのは中々見れないよ、きょーさん。」
キョウ・フローリーヒカイト(ky)
「やな。もしかしたら近い内に何か大きい発表があるんちゃう?」
kn
「だね、楽しみだなぁ。」
そんな楽しみを胸に残りの式典も楽しみにしようと思った。
To Be Continued………
はい、皆さんどうも翠です。
まずここまで読んでくださってる読者の方々、本当にありがとうございます。
なぜこのようなものを書いているかというと、リアルの用事が忙しくなる影響で次の投稿が3月8日になります。本当に申し訳ないです!流石に3週間と期間が長く空いてしまうので、どこかで埋め合わせが少しでも出来ればいいなと思っています。
決して連載を辞めるわけではないのでそこは安心してください!
それではまた次の投稿をお楽しみに。