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凛道桜嵐 新
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がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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コメント
1件
あー、この話面白かった!和泉さんが夏に死にかけた時より動揺してるの笑ったわw 「悪魔にだって祈ります」って本気で言っちゃう感じ、切なくて応援したくなる。狭山くんの「祈るしかない」って冷静なアドバイスも絶妙だし、九さんが南さんに全力で頼れって言ってるのが気になる…何か知ってるのかな?続きが気になるわ!
担当の奥武蔵さんからなんとなく聞いてはいたけど、和泉さんの恋路が大変なことになってるらしい。和泉さんから「お願いです、相談に乗ってください、つきましては奢りますので夕飯か飲みをご一緒させてください」と連絡が来たので誘いに乗ったら、ここ最近の激動を聞かされた。
「ここからBSSを逃れるルートはあるんでしょうか!?」
和泉さん、夏に死にかけたときより動揺してるけど大丈夫なのかこれ。
「うーん……酷なようだけど……もう祈るしかなくないですか、それ?」
かわいそうだけど、だいぶ詰んでない?
和泉さんは遠い目をした。
「祈ってどうにかなるなら悪魔にだって祈りますけど」
「悪魔は魂取られるんでやめときましょう」
方法さえ見つけたらマジで悪魔に頼りかねないぞ、和泉さん。
「しかし、和泉さんの本当の気持ちを言ったら今の関係が壊れるのはきついですね」
そう言うと、和泉さんはしょぼんとした。
「それさえなければ言いたいですよ、女の子じゃなくても子供できなくても大好きだし一緒にいたいよって」
「でも、千歳さんは和泉さんのこと、兄か父みたいなものだと思ってるってことだから、まず保護者認定を外す必要がありますよね」
「私、好かれるためのカードがやさしくするしかないんですけど、これで保護者認定が外れるルートが見えない」
和泉さんは頭を抱えてしまった。
「和泉さん、これ以上なく千歳さんにやさしくしてますしねえ……そうやって信頼関係を築いてきたわけだから、今更接し方を変えるのはよくない気がします」
「やっぱりBSSに行っちゃうのか……」
和泉さんの顔が夏に死にかけたときより悲壮になっている!
「い、いやでも、千歳さんの気持ちが錦くんに行かないようにするとか」
「だいぶ錦くんを持ち上げちゃったし……実際まっすぐに千歳を好いてくれてる子ではあるので、ケチをつけられなくて……」
「うーん……」
確かに、錦くんはいい子ではあるんだよな。
僕は、和泉さんを慰めるように言った。
「じゃあ、和泉さんの方の評判を良くするとか? 千歳さん周りの人に和泉さんをほめまくってもらって、それが千歳さんの耳に入るようにする」
「そんなサクラみたいな……いや、でもそれくらいしかできないか」
和泉さんはため息を付いた。僕は言った。
「南さんに相談するといいと思うんですよね」
「え、確かに困ったら南さんに相談しろとは言われてますけど、こんな相談まで?」
「それがですね、前に用事で南さんと会った時、九さんもいたんですけど、「和泉と千歳が一緒にいられないかもしれないときは南に頼るといい、全力を尽くすはずだ」って言ってて」
「なぜそんなに全力で……」
「それは知りませんけど」
僕も何も知らないけど、九さんがそう言ったときなんか南さんあわててたんだよな。何でだ?
和泉さんは、大きく息をついて言った。
「……南さんに洗いざらい話して、相談してみます」
「うん、がんばってください」
僕も、和泉さんの恋路がかなってほしいとは思う。でも、今の件が解決したとしても、千歳さんがフリーになるだけで、和泉さんの気持ちは全然伝えられないんだよなあ。