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──ジークフリート殿下の身体の行方は、マレウスも知らなかった。
最後の希望が呆気なく閉ざされ、目の前が真っ暗になる。
茂みに身を隠したまま立ち上がることもできずにいると、ほどなくして、教会の扉が開いた。
「……あら。どこに行ったのかしら」
恐らく、マレウスの一員だろう。
隠密役の怒号は届いていなかったらしく、先ほどの上級信徒と同じ出で立ちの女性が、キョロキョロと周囲を見渡す。
そしてふいに──こちらに、顔を向けた。
目元は見えないが、訝しむようにじっと、注視されているのがわかる。
心臓が、強ばった。
そのとき、ガサガサとそばの茂みが揺れた。
かと思うと、ぴょんとなにか黒い物体が飛びだす。
「──にゃあ」
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