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《プロローグ》
とある夏休み_
田畑が広がっている田舎町に、
チリンッ…
と言う音が響いた。
風鈴の音だ…
高くて綺麗な音を響かせた風鈴がある所は、昔ながらの小さな家であった…
夏休み_
[ゆう]
……ペラッ
[おじいちゃん]
相変わらず、ゆうは本が好きだなぁ…
[ゆう]
…おじいちゃん、
[おじいちゃん]
どんな本を読んでいるのかい?
[ゆう]
「一匹オオカミ」って本だよ…
[おじいちゃん]
ほう…どんな物語なのかい…?
[ゆう]
オオカミは普通、群れで行動するんだ…
だけど、このオオカミは一匹を好むんだ。
[おじいちゃん]
どうしてだ…?
[ゆう]
昔、群れにいたんだけど仲間外れにされて…
だから一匹になったんだ。
でも、一匹でいる楽しさに気づいて、オオカミは、冒険を始めるんだ!
そして、色々な動物たちと出会っていくんだよ!
[おじいちゃん]
へぇ…面白そうだな…
[ゆう]
面白いよ!
[おじいちゃん]
でも、おじいちゃんも年寄りだから文字を読むのは苦手なんだ…。
[ゆう]
そうだよね…
[おじいちゃん]
熱いなぁ…アイス食べるか…?
[ゆう]
食べる!
[おじいちゃん]
分かった~トタトタ…
[ゆう]
(一緒に本の面白さを分かり合える友達がほしいなぁ…)