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愛月☆
2,312
始めに。
不思議な話を書きたくて出来た話です。
せっかく思い付いた話をボツにするのは勿体ないので供養する気持ちで載せます。
自己紹介でハピエン厨と言っていたのは、なんぞや?と呆れちゃう話です。
センシティブ要素あり。
それでも良いよ!って方のみ進んで下さい。
渡辺翔太には悩みがあった。
それは恋人である宮舘涼太に関することだ。
その内容を誰かに相談はできない。
宮舘は秘密主義だ。
他人に自分のプライベートを知られることを特に嫌っている。
渡辺自体も、そのことを知られることを良しとしていない。
ただ悶々とする日々を過ごしていた。
***
その日の渡辺は疲労していた。
長時間の撮影で常に周りに気を配り神経を張り詰めていた。
帰宅しコンビニで適当に購入した弁当を食べ、風呂に浸り、スキンケアをする。
トボトボと寝室に向かい、ベッドに勢い良く寝転べば急速に訪れる眠気。
渡辺は抗うことなく眠りに就いた。
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ふと意識が浮上して瞼が開く。
渡辺が上半身を起こすと白い空間に寝転んでいたようだった。
立ち上がり、辺りを見渡すが一面に白が続くだけで何もない。
💙「(………夢だよな?)」
変な感覚を持ちながら渡辺が歩き出そうとした時だった。
「ようこそ、しょっぴー」
後ろを振り返ると、さっきまで何もなかった空間に机と二つの椅子がある。
その椅子に座っている男は渡辺の良く知る人物だった。
💙「……めめ」
同じグループのメンバー、目黒 蓮だった。
🖤「【夢の相談室】へ、ようこそ」
💙「お前、何言ってんだ」
🖤「ここは悩みを抱える人が訪れる夢の中。
とりあえず座りなよ」
目黒が座るように諭すと渡辺は怪訝な顔をしながらも椅子に腰掛けた。
🖤「さて、しょっぴー。悩みがあるんでしょ?俺が話を聞くよ」
💙「さて、じゃねぇよ。聞いてもらうことなんてない」
🖤「それは嘘だね。じゃなきゃ、ここに訪れることはない」
💙「……とにかく、何もないから。夢ならさっさと覚めてくんないかなぁ」
渡辺はため息を吐き椅子から立ち上がる。
目黒に背を向けて歩く際に足が引っ掛かって椅子が倒れてしまったが、今の渡辺にそれを元に戻す気はなかった。
頭を掻きながら心の中で「早く覚めろ、早く覚めろ!」と何度も唱える。
渡辺が離れていく様子を暫く見ていた目黒が口を開く。
🖤「しょっぴーは舘さんとのセックスが不満なんだろ?」
💙「なっ…!」
突然の暴露に目を見開き振り返る。
そんな渡辺を気にすることなく目黒は言葉を続けた。
🖤「前戯禁止。触るのも触られるのもダメ」
🖤「舘さんが準備したアナにバックから自分で勃たせたモノを挿れるだけ」
🖤「顔を見られないように、声が漏れないように枕で隠す」
🖤「挿れてる側の行為が終われば、さっさとシャワーを浴びに行く」
🖤「舘さんがイッた形跡はなし」
🖤「まるで人形を相手にしてるような虚しいセックス」
🖤「……どう?当たってるでしょ?」
自慢気に口角を上げた目黒に渡辺は腹が立ったが、その通りだった。
なぜ目黒は誰にも言ったことのない悩みを知っているのだろう。
渡辺には疑問で頭が埋め尽くされた。
💙「…………なんで、知ってる…」
🖤「だって、……俺も同じだったから」
💙「…………は?」
目黒は立ち上がり先程、渡辺が倒した椅子を元に戻した。
すると、どうだろうか。
またしても何もない空間から恋人の宮舘が姿を現した。
虚ろな目をした宮舘を目黒は後ろから包み込むように抱きしめる。
そのまま目黒に頬擦りされた宮舘は抵抗することなく受け入れた。
渡辺の中で何かが切れる音がした。
引き離そうと走り出し、あと一歩のとこで何かにぶつかり倒れ込む。
痛む身体で手を伸ばすと何かに触れる。
渡辺は見えない透明な壁に阻まれていた。
力一杯叩いてもびくともしない。
💙「目黒!!お前、どういうつもりだ!!」
🖤「ダメだよ、しょっぴー。この【涼太くん】は俺のだもん。触らせない」
💙「はぁ!?訳わかんねぇよ!!」
🖤「そんなに怒らないで。涼太くんが怯えてるよ?」
渡辺が宮舘に視線を送ると震えながら目黒の腕に擦り寄っていた。
こんな宮舘の姿を渡辺は見たことがない。
言葉を失う渡辺に目黒は妖しく微笑む。
🖤「そろそろ覚めちゃうね。……次に会った時、返事聞かせてもらおうかな」
💙「……こんな悪夢、真っ平だ」
🖤「酷いなぁ。俺が全部教えてあげるのに」
目黒は宮舘の着ているYシャツのボタンを一つずつ外していく。
肌着なしに着ていたYシャツからは徐々に宮舘の白い肌が露わになる。
🖤「涼太くんが、どう触れられると」
目黒の唇が宮舘の首筋に近付き音を立てて吸い付き紅い印を残す。
🖤「どんな声で」
宮舘の乳首を指で擦ると艷やかな唇から声を漏らす。
🖤「どんな顔で」
目黒の空いた手が宮舘の顔を真正面に固定させ渡辺に向けさせる。
その間も反対の手で刺激を与え続けていた。
🖤「善がるのか教えてあげる」
宮舘の瞳は潤み、頬は薄紅色に染まり、甘い声を上げていた。
その姿を見た渡辺は爪が食い込み血が出そうなほどに手を握った。
見たくないのに目が離せない。
矛盾した気持ちに余計腹が立った。
🖤「………またね、しょっぴー」
そう呟くと目黒と宮舘は目を見合わせ、ゆっくりと顔が近付いていく。
宮舘が受けいれようと瞳を閉じると同時に渡辺は叫んだ。
💙「やめろぉぉぉおおお!!!」
唇が触れ合う寸前、渡辺の意識は暗転した。
***
💙「涼太!!!」
バッと上半身を起こすと、そこは見慣れた自分の寝室だった。
突然の目覚めに冷や汗が止まらない。
心臓が嫌な胸の打ち方をしてるようで気持ちが悪い。
近くに置いていたスマホを確認すると時刻は六時になろうとしていた。
まだ早いが寝る気にならない。
重たい体を起こしシャワーを浴びるため、ベッドから降りようとする。
その時、自分の下半身の変化に気付き顔が熱くなるのを感じた。
急いで服を脱ぎ、シャワーを冷水に捻り身体にかける。
身体を冷やし変化がなくなったのを確認して温水に変えた。
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浴室から上がり全てを終わらせてリビングに戻りソファーに座って頭を抱えた。
今日はグループでの撮影日。
こんな気分のまま二人に会いたくない。
💙「(………あれは夢、夢なんだ)」
渡辺は自分に言い聞かせて準備を始めた。
***
迎えに来たマネージャーの車に乗り、とうとう楽屋の前まで着いてしまった。
一度、深呼吸をして楽屋に入ると、すでに数人が集まっていた。
その中には宮舘の姿はあったが、目黒はまだ来ていない。
挨拶をそこそこに近くにある椅子に座り目線だけ宮舘に向ける。
番組のツナギに着替える最中だった。
隣には向井がいて会話をしている。
ふと、向井が宮舘に指を差した。
🧡「だて?首、赤くなってるで」
❤️「え、どこ?」
🧡「ここ!……なんかキスマークみたいやな」
向井が指差した場所は昨日の夢で目黒が宮舘に付けた場所と同じだった。
二人の話す声が聞こえなくなるくらい頭が真っ白になった。
夢の光景がフラッシュバックする。
宮舘の蕩けた顔、声。
再び下半身が熱を持ち始める。
渡辺は急いで楽屋を出た。
それを心配そうに見つめていた宮舘など知る由もなく。
ひたすらに誰もいない場所を目指す。
廊下の角に差し掛かると誰かにぶつかった。
相手の顔を見ず「すいません」と謝罪して通り過ぎようとする。
「しょっぴー」
声に振り返る。
💙「…………めめ」
目黒 蓮だった。
🖤「大丈夫?」
💙「なんのこと。……へーきだし」
🖤「そう」
💙「おれ、いそいでるから」
渡辺は、その場を立ち去ろうした。
🖤「しょっぴー」
再び呼び止められる。
💙「…………なに、」
🖤「いつでも…相談、乗るからね」
目黒は楽屋へ歩き出す。
渡辺は暫くその場から動けなかった。
先程の目黒は、夢の中で妖しい笑みを浮かべていた目黒と全く同じだった。
…end?
コメント
7件
続きが気になります✨
たまらんです( ゚∀゚)・∵. グハッ!! 夢の中の🖤❤️の行為に嫌なのに目が離せなくなる💙とか興奮します!! そして現実でも…!? 気になるのでどうか続いて下さいm(__)m
ひゃぁぁあああああ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! こういう雰囲気好き♡ 🖤って、謎の存在っていう雰囲気かもしだしてるよなぁ… こういう感じのストーリーも👍