テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
⚠️注意書き必見⚠️
・Brsm
・Brsm要素が非常に薄い
・死ネタ
・軍パロなんですがそれ関係の知識がなく独断で書いているので解釈違いが生じる可能性があります。
・主はハピエン厨なのでハピエンにします。絶対。
・長いので区切っていきます
⚠️死ネタですよー!地雷の人!回れ右!!
状況が悪すぎる。ちゃんとセキュリティも何層にも設定してあったのにほとんど突破されかけてる。拠点も一つ落とされた。まずい。まずすぎる。今回、情報破壊を中心に攻撃がし向けられている。情報戦。時間の問題だ。
Sm「シャークん、もう少し南東の方の守備をかためてくれ。あとできれば情報棟に第三部隊を送ってほしい。」
Sha『悪い無理だ。こっちの方の押しが強すぎる。遠距離部隊はどうだ?』
Br『ごめん、こっちの方もまずいかも。西の拠点が落とされるかもしれない。』
Sm「……そうか。引き続き頼む。」
近距離部隊も遠距離部隊も厳しい状況。多分きんときもNakamuの護衛で無理。きりやんも…怪我人の処置で無理……。
Sm「俺が頑張るしか………」
セキュリティの強化、敵国の情報引き抜きとハッキング、それと……………
Sm「っ…!?!?!?」
情報棟に敵兵が…!?まずいなんでだ…
Sm「は、っ」
北の拠点が……落とされてる…………
Sm「北の拠点が落とされた!!!まずい!早く近距離部隊!!」
Sha『は…!?!?なんでっ…!!』
Sm「第二部隊が全滅だ!」
Sha『っ!!っくそ!!!』
まずいまずいまずい…!!!情報棟に侵入してきてる…!!
Sm「っ…くそ………!」
戦争時に一番良くないのは自国の機密情報を抜かれること。情報棟は基地の心臓部だ。なんとか死守しなければ……
Sm「……っこれしか…」
ハッキングも失敗、セキュリティ強化をする間もなくウイルスが侵入。幸いにもまだ情報は抜かれていないが。
これしか手はない。
───敵兵諸共自爆。
恐らく、情報棟には約150程の敵兵。そして狙いは幹部の俺と白尾国のデータベース。必要最低限の機密情報のデータを移行してNakamuに送る。
Sm「これでっ……」
Sm「Nakamu、聞こえるか?Nakamu」
Nk『ねぇスマイル、これ何?なんでこんな大切な情報…』
Sm「それで今後の戦争も多分大丈夫だ。」
Nk『…どういうこと?』
Nakamuの質問には答えず、全員のインカムを繋ぐ。
Br『どうしたの?』
Sha『そっちに近距離第四部隊送ったぞ!』
Kr『怪我したならそっち医療班向かわせるけど』
Kn『……スマイル?』
こんなに優しいやつらを置いて逝くのは少し心もとないが……もう腹は決めたんだ。
Sm「今から一回しか言わないからよく聞いてほしい」
Sm「これから半径1kmは情報棟に近づくな」
Nk『なんで?』
Sm「今情報棟には150の敵兵が侵入してるのが確認できる。だから俺は…
自爆する」
Nk『は………っ?』
Kn『お前何言って……!』
Sm「大丈夫だ。必要な情報はNakamuのPCにデータ移行してある。だから……」
Sha『そういうことじゃねぇよ!!!!』
Sha『なんだよ!自爆って!!!今から向かうから!だから!!やめろ!!!』
Sm「もう時間がないんだ。絶対に近づくなよ」
Sha『やめろ……!!やだ…!やだ!!!』
Nk『……やめてスマイル…お願い……』
頭が追いつかない……なんで?なんで?もっとあるでしょ?他の方法…。情報を守るために自分の命捨てるの?………軍人になった時からわかってたけどさ…やっぱりダメだよ………僕、スマイルがいないと生きていけないよ…
Br「おねがいっ……!スマイル…!!!自爆なんてしないでッ!!!!ねぇ!!ダメだよ!!!」
Sm『……………シャークん』
嫌でも分かってしまう。スマイルは腹を決めたんだ…。あぁ…ダメだよスマイル…。
Sha『ダメだからなッ…!!絶対に…!』
Sm『シャークん、お前の実力本当に尊敬する。楽しかった。』
Sha『やめろ…!やめろやめろ!!!今助けに行くから…!!!お願いだ…!!!』
Sm『きんとき』
Sm『……いつも気にかけてくれて嬉しかった。』
Kn『まって……いまいくから…まってスマイル……』
Sm『きりやん、いつも手を焼いて悪かった。でも楽しかったよ』
Kr『やめろよ…!!今向かってるからだから…!』
Sm『Nakamu、俺をこんなに楽しいところに置いてくれてありがとう。』
Nk『やだ…………………やだ……置いてかないで…』
Sm『Broooock、』
Br「まってスマイル……!ねぇ!まだ他に方法が…!!」
Sm『Broooock、……愛してるよ』
Br「やだ…!!!!やだ!!!!!!スマイル!!!!!!」
情報棟が爆発音と共に一瞬にして炎に包まれた。
Br「そ、……………………な………………」
Br「すま……いる………………ね…、ぇ……へんじ……して……、よ……」
インカムが紫色に光ることはなかった。
戦争は一時休戦となった。
モブ「こちらを託されました……」
そう言ってきたのは情報部隊の副隊長だった。その手にあったのはニコちゃんバッヂとスマイルの象徴でもある毛先が紫色に染まった尻尾だった。
Nk「…………………そう。ありがとう」
副隊長は頭を下げ総統室を出た。
Nk「…………………」
Kn「……………………」
Kr「………………」
Sha「…………なんで………なんでッ…俺がもっと早く行ってやれなかったのかなぁッ…………」
同感だ。僕ももっと早く行けたはず。もっと行動範囲を広めれば守れた。
『愛してるよ』
Br「ッッ………」
どんどん胸が締め付けられて苦しくなって息が上手くできないような感覚に陥っていく。涙が溢れる。自分の膝の上に落ちていく涙はひどく冷たく感じた。
Nk「……Broooock…」
Nakamuから話しかけられ顔を上げる。
Nakamuの目の下も目も真っ赤だった。そうだよね。苦しいのは僕だけじゃない。
Nk「これ、Broooockが持ってて……」
Br「え、……」
渡されたのはニコちゃんバッヂと紫の尻尾だった。
Br「……………」
Nk「…Broooockが持ってた方がスマイルもきっと……喜ぶよ…」
Br「ッ…………」
止まりかけていた涙がまた流れる。ギュッと握りしめたバッヂと尻尾はもう僕の愛する人の身には付けられないんだね。
Br「う”ぁ”ぁ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!ごめんッ…!ごめんすまいる”っ…!まもれなくてごめん”ッ…」
後日、また戦争が開戦した。
結果は、スマイルが遺してくれた情報や敵国の計画の炙り出しのおかげで勝利を収めることができた。
全員で会議室に集まる。
Br「……スマイルのおかげで勝てたよッ…………ちゃんとみてる……?」
バッヂと尻尾を握りしめる。
Nk「最期まであいつはあいつの責務を果たしたんだな…」
Kn「…………」
Kr「……………」
Sha「スマイルがいねぇこんな勝利なんてなんの価値もねぇよ!!!!!」
そうだよ……。こんなのなんにも嬉しくない。
Nk「…………これからどうすればいいんだろう…」
Nk「おれ……もう、…なんにもわからなくなっちゃった……笑」
Nakamuが俯いたまま涙を流す。いつもと違いとても静かだった。
Kn「………どうすればいいんだろうね…」
Kr「…これからこの国を守り続けるしかないだろ………」
この中でも精神を保っているのはきりやんぐらいしか……。でもきりやんだってきっとこのままじゃ体を壊しちゃうよ……
Br「……スマイル、はやく…あいたい………」
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