大森、大きめのソファーに横になって寝ている。
大森「…あー…もうホントに無理かも…。」
スタッフに指示されて、仕方なく起き上がる。
大森「…そうね、俺が始めたんだもんね、やります、やりますよ。」
大森、立ち上がって笑顔を作る。
大森「さあみなさん、今回は、短編集です!まずは、手始めのジャブから。短編集より、こちらの皆さんです!」
作品紹介動画が流れる。
一同、拍手。
大森「まずは、それぞれの作品へのメッセージをどうぞ。」
『金星と火星』
悩んでる涼ちゃんも可愛くて切なくて気持ちがギュっとなるし、策士な元貴くんがかっこよくてうふってなりました♡
(かの さん)
『はいよろこんで』
結婚は男女でも難しい問題だと思いますが、「涼架と、結婚したいね。」ってはっきり言った元貴くんにキュンとなったお話でした!
(かの さん)
『100年後の君へ』
これ、AIにも愛されてる涼ちゃんが大好きすぎた。
でも、近い未来あり得る世界🌏で、ちよっとぞくっとしたな…。
元貴君がいなかったら、涼ちゃんAIに取り込まれてたんじゃ無いかなって思うぐらいAIの執着が怖かったです〜🥶
(しらす さん)
大森「こんな短編集にまで、一つ一つメッセージを送ってくださり、本当にありがとうございました。感無量でございます。それでは、一気に登場してもらいましょう。拍手でお迎えください。」
それぞれの作品から、三組の大森元貴と藤澤涼架が上手より中央へ歩いてくる。
大森「それでは順に、質問に答えていただきましょう。…この後、センシティブ組が控えてるんでね、サクサクいきますよ。」
『金星と火星』
Q.元貴くんへの質問です。涼ちゃんは告白してくると思う?
(かの さん)
元貴「してくると思う? っていうか、させます。」
涼ちゃん「え、元貴から言ってくんないの?」
元貴「言わん。涼ちゃんから言わせます。」
涼ちゃん「えー、そこまで操作できんの?怖ぁ。」
元貴「お前が操作しやすいだけ。以上。」
涼ちゃん「だはぁ。」
Q.涼ちゃんへの質問です。永野さんは面白い?
(かの さん)
涼ちゃん「え? なんで知ってんの?」
元貴「ね、あの後ね、まんまと永野さんの話振ってきてね、俺に完全スルーされたもんね?」
涼ちゃん「そうだよ、酷くない?」
元貴「それがいいんじゃん。涼ちゃんは。」
涼ちゃん「え、どゆこと?」
『はいよろこんで』
Q.元貴くんへの質問です。結婚式ライブはいつやりますか?
(かの さん)
元貴「絶対ここで話す事じゃなくない?」
涼ちゃん「…いつ?」
元貴「…まあ、涼ちゃんがおじさんになる前には、かな。」
涼ちゃん「…結構もうギリギリダンス。」
Q.涼ちゃんへの質問です。結婚式ライブでドレスは着ない?
(かの さん)
涼ちゃん「ドレスかぁ。結構さ、もうドレスっぽいのいっぱい着てるからね。」
元貴「そうね。涼ちゃんが着たいのを着ればいいよ。カッコいいスーツが良ければそれでも良いし。」
涼ちゃん「元貴はどっちが良いと思う?」
全元貴「断然ドレス。」
涼ちゃん「ハモってる…。」
『100年後の君へ』
Q.元貴くんへの質問です。いつ自分の気持ちに気付いた?
(かの さん)
元貴「ん、涼ちゃんの事は前から好きだったよ。隠してただけ。いつ? いつだろ。結構、出逢った時からかな。」
Q.涼ちゃんへの質問です。ヘイ、スズカ!
(かの さん)
涼ちゃん「…ハイ。カノサンノ シツモンハ トキドキ ワルサヲ スルコトガアリマス。キヲツケマショウ。」
大森「ありがとうございました。…雑になってませんよ、ちゃんと真剣に答えてますからね。それでは、続いて、お待ちかね。センシティブ短編集の皆さんです。」
作品紹介動画が流れる。
一同、拍手。
大森「こちらも、全てにメッセージいただいておりますね。本当にありがたいです。」
『こたえあわせ』
これ、可愛いかったけど、この時から涼ちゃんポワポワしてたんですね〜🥰
可愛いすぎる❤️💛
(しらす さん)
『俺の藍を守って』
これ、ちょっとびっくりしたやつ….😅
七瀬さんの作品の中で1番異色作だと思
う😂
これ、ボディガードさんどう思ってたんだろ?
ただただ元貴君に言われた通りにしただけ??
なんか違う意味でドキドキしました。
(しらす さん)
『スェス前日』
元貴くんがゆってた、スェスで涼ちゃんが色んな人に声かけられて心配した場面、見たいです〜👀❣️
マーキングのきっかけになった🤭💕
(もも さん)
大森「いやぁ、皆さん、お好きですねぇ…。冗談です。では、質問に参りましょう。」
『こたえあわせ』
Q.元貴くんへの質問です。出会ってから再会までずっと想い続けた自分の執着をどう思う?
(かの さん)
元貴「…聞き間違い、かな? 純愛、だよね? 執着じゃないよね?」
涼ちゃん「…どうだろうね。」
元貴「なに、涼ちゃんまで。純愛でしょうよ。」
涼ちゃん「そうだね、確かにね。でもね、スズカちゃんの話する元貴の眼はね、ずっと怖かったよ。」
元貴「えぇ? どこがぁ?」
Q.涼ちゃんへの質問です。アノ後、涼ちゃんには何もされなかったの?
(かの さん)
涼ちゃん「…されない訳ないですよね。」
元貴「んー、涼ちゃん可愛かったぁ。」
涼ちゃん「…やめてよ、もう。」
元貴「あ、詳しく話します? もちろんエア花冠被せてエモさ爆発させた後、涼ちゃんの全部をひん剥いてエロさ爆発させましたよ。」
涼ちゃん「やめろぉ!」
元貴「最初はソファーでそのままヤッてたんだけど、涼ちゃんが『ベッドがいい…』とか可愛いこと言うもんだから腰止まんなくて」
涼ちゃん「(元貴の口を塞いで)あ! 僕らもう終わりでいいんで! 次いってください!」
『俺の藍を守って』
Q.元貴くんへの質問です。次はどんな方法で涼ちゃんをイジめようと思ってる?
(かの さん)
元貴「そーねぇ。俺のインスタライブ中に実は…みたいなのはヤッてみたいかな。涼ちゃんのインスタライブ中に俺が見えないところで…ってのも良いよね。」
涼ちゃん「インスタライブをなんだと思ってんの。」
元貴「あとは、早朝の、いつ誰がくるかわかんないスタジオとかで、涼ちゃんを襲ってみたいな。ピアノ間違える度にお仕置き、みたいなね。」
涼ちゃん「もうホントやばいわこの人。」
Q.涼ちゃんへの質問です。セキュリティサービスのオニイサンの手は優しかった?
(かの さん)
涼ちゃん「いや、怖かったですよ! あんな屈強なお兄さん、僕ひとたまりもないですからね、本気出されたら。」
元貴「今は、もっとぶっ込んでも良かったかなぁ、と反省してます。指突っ込むくらいまでは許せばよかった。」
涼ちゃん「許すな! 絶対許すなよそんなもん!」
上手より、屈強なセキュリティサービスのお兄さんが登場。『藍まも』涼ちゃんの隣に立つ。涼ちゃんの身体が強張る。
涼ちゃん「…え? 来るの…?」
元貴「呼んでみた。」
涼ちゃん「…呼んでみんなよ…。」
大森「えー、さっき、しらすさんのメッセージの中で、ボディガードのお兄さんは、涼ちゃんへちょっかいかけることをどう思っていたのか、とありましたが、いかがですか? 勝手に出てきたんで、ついでに答えてもらいましょう。」
セキュリティサービスのお兄さん、イヤホンからの通訳を聞いて、頷く。
屈強ニキ「(英語でベラベラと喋る。)」
大森「…えー、英語考えて書くのダルいんで、翻訳したものを伝えます。『俺は涼架はかわいいと思う。確かに彼は華だよ。手を出していいと言われた時は、興奮した。涼架が嫌がらなければ、もう少し楽しい時間をあげられたと思うので、そこが残念だ。今後に期待する。』…だそうです。」
涼ちゃん「いやもう怖いって!」
元貴「だぁいじょうぶ。俺の許可なく手を出すなんて絶対ないから。ね。」
屈強ニキ「Yes,sir.」
涼ちゃん「いや、お前の許可が信用ならんから、怖いって言ってんの。」
元貴「え、俺ぇ?」
『スェス前日』
Q.元貴くんへの質問です。「今日」はどれぐらい花火をつけて、どれぐらい堪能した?
(かの さん)
元貴「いや皆さん、ラブシャの質問コーナー見ました? 見たでしょ? あのあざとい涼ちゃん。俺のマイクあんなに欲しがっちゃってさ。」
涼ちゃん「いや言い方! だってマイク、元貴んとこが近かったから。」
元貴「も、あんなんされたら、堪んないですよ。あの夜でしょ? もちろん、かき抱きましたよ。抱き潰し。だってもうライブ終わったし。」
涼ちゃん「もうホントにやめて…。」
元貴「あ、見ます? 俺の本気の花火。」
涼ちゃん「やめろぉ! 脱がせようとすんな!」
Q.涼ちゃんへの質問です。合図はいつから使ってる?
(かの さん)
涼ちゃん「え、いつからだろ…。一年くらい前…だったかな、僕がお酒飲みすぎちゃって、全然使い物にならない!って元貴が怒った時があって。」
元貴「だってせっかく次の日休みでさ、色々できると思ってたのに。」
涼ちゃん「ごめんね。僕も久しぶりに元貴とゆっくり過ごせるのが嬉しくて、つい。そこから、元貴が『今日はお酒飲まないで』って言うようになって、その後は大体…するので、あ、そういうことなんだな、ってなんとなく合図になっていったって感じですね。もちろん毎回その合図使う訳じゃないですよ。」
元貴「『明日休みだね』とか『綺麗に洗ってきてね』とか『もう限界です』とか、色々言うもんね。」
涼ちゃん「言わなくていいから、全部。」
元貴「珍しく涼ちゃんが誘ってくる時は、やたら涼ちゃんから抱きついてきたり、『明日忙しい…?』とか可愛く訊いてきます。」
涼ちゃん「なんで? なんで今言ったの? 言わなくていいって言ったのになんで?」
大森「…はい、センシティブ組は、質問全てがセンシティブでしたね、素晴らしいです。はい。お疲れ様でした。…もう疲れすぎて、ツッコミも思いつかない。…え? 最後? マジで?! みなさん、次で最後らしいです!! やったぁ! 次回は、最新作、3P目指して書き始めたくせに全くせずに終わらせる暴挙に出た、話題の問題作です! やったぁ、終わるーーー!!」
コメント
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あとがき なんだかんだで、喋らせるのが楽しかった短編集の皆さん🤭 パロモニーも残すところあと一話! breakfastだけですが、なんだか短く纏まりそうな感じ… 巻いてないよ笑 明日で終われる…かな? それまでお付き合いください🙇🏻♀️✨