夕食の前に、温泉に行ってみるか
そう思い、浴衣などの準備をして大浴場へ向かう
ドアを開けると、中に誰か湯船に浸かっていた
やけにゆったりと入ってるな
気にせずにシャワーを浴びていたが
微動だにしないため、少し気になり顔を覗いた
次の瞬間、俺は目が飛び出るほど驚いた
🐨「ホソク!?」
顔を真っ赤にして意識を失っているホソガがいた
🐨「おい!ホソク!」
声をかけても、起きる気配がない
🐨「チッくそっ」
俺は、ホソガを抱き上げ
俺は浴衣を着て、ホソガにはタオルを巻いて着替え室を出た
俺の部屋まで連れて行き、布団に寝かせた
ホソガの体は熱く火照っていた
少しでも体温を下げようと思い
小さいタオルを冷水に付けて首に付けたり、体を拭いたりする
🐨「ホソガ、頑張れ」
無意識に俺はそんな事を口にしていた
中々、意識が戻らないホソガに俺は何度も呼びかけた
10分経った後
🦄「…ん」
🐨「ホソガっ!」
気付けば俺はホソガの手を握っていた
🦄「社、長?…」
何でと言いたそうな顔に向かって強めに言った
🐨「お前が、大浴場でのぼせて気を失ってたんだろ」
🦄「えっ…すみません、ご迷惑をおかけしました」
申し訳なさそうな顔をするこいつに何も言う事が出来なかった
🦄「あ、あの…浴衣は、どうやって?」
🐨「俺が着せた、裸のままにしておけるわけないだろ」
🦄「えっ///」
顔を真っ赤にするこいつ
男女であるまい気にする事じゃないだろ
だが、こいつにとっては社長と秘書という関係のため気にするのだろう
🦄「あの、もう大丈夫ですので///」
そう言って立ち上がろうとするが
🦄「あっ」
まだ、熱が残っているためすぐにふらつく
ふらついたホソガの体を抱き止めると
🦄「ふぇ///」
妙な声を出して顔を真っ赤にする
そんなに意識する事か?
こっちが気になり始めるからやめてほしい
🐨「とりあえず、寝とけ」
🦄「で、でも」
🐨「夕食は時間をずらした、気にするな」
🦄「すみません…」
謝ってばかりのこいつに少しイラッとしながら
俺は窓際の椅子に座った
安心したのか再び眠りにつくホソガ
俺は何で秘書のためにここまでしているんだ?
そんな疑問が頭に浮かんだ
幼馴染だからか?
親友だったからか?
この気持ちは何だった?…
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コメント
2件
初コメ失礼します🙇🙇 最高過ぎてハート押す手が止まらない … 🫣🫣 めちゃ最高です !!