テラーノベル
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さてさて突然の急展開。
困ったな。
早朝
鳥の囀りで目が覚める。久しぶりに、布団で寝たような感じがする。
眠いまま、なんとか台所まで辿り着き、激辛ホットドックを作る。
目を覚ますにはこれ、訓練の休憩にもこれ。万能型だ。
しかし、食べ過ぎると胃を壊すらしい。まあ、私は平気だが。
ドンドン
玄関の方から音がした。立ち上がり、玄関の扉を開けると…。
「霧雨様、おはようございます。」
「おう。」
立っていたのは、住職だった。
こんな朝早くなんの用だ?
「霧雨様の持ち物と思われる物が見つかりまして…。」
そう言いながら住職は、あの鍵を取り出した。
恐らく、ここに来た原因だろう。
「ああ、私のだ。ありがとな。」
私はそう言い、鍵を受け取る。
これを調べれば、何かわかるかもしれない。
お礼を言い、扉を閉めようとした途端、
「こんにちは!」
外から声がした。
見ると、赤い服を着た少年が居た。
「オレ、天野ケータって言います!」
「おう。私は霧雨魔理沙だ。よろしくな、ケータ。」
ケータに挨拶をし、扉を閉めようと前を向くと…。
白いふよふよと、赤い猫が居た。
(妖怪か。珍しいな。)
私はそう思った。あのふよふよと猫は、妖力を放っている。
まあ、ここら辺になら、居てもおかしくは…ないのか?
「あ、失礼します!」
ケータはそう言うと、走って帰って行った。
「それでは、私も失礼…。」
住職も、丁寧にお辞儀をし、お寺の方へ戻って行った。
ケータ達が帰った後、私は鍵を観察していた。
これに魔力を込めた途端、渦が発生し、ここに来ていた。そういう仕掛けがあるのかもしれない。
ただ、今は妖力を感じるだけで、多少魔力を込めても、何も起きない。
(何か条件でもあるのか?)
前に渦が起きた時と、条件は変わらないはず。なら、どうして…。
考え方をしていた所、ふと、住職からもらった地図が目に入った。一つの家だけ、◯を付けてない。
まだ、挨拶をしていない家を見つけた。
一度考えるのをやめ、その家に挨拶する事にした。
家の前
挨拶なので、何か持って行くことにした。激辛ホットドックを入れたかったが、辛過ぎるとよく言われるので、別の品を持った。
まずは、家の扉を叩く。
トントン
「はーい。」
…?聞いたことが…
「どちら様…あ、魔理沙さん!」
扉が開き、出て来たのは、ケータだった。
「どうしたんですか?」
「挨拶し回ってんだ。それで、ここが最後の家。」
「なるほど…。おばあちゃーん!」
ケータは、誰かを呼びに言った。
そして、少しして、誰かやって来た。
「はいはい…。おや、初めまして。」
「初めまして。私は霧雨魔理沙。昨日、ここに住み始めたんだぜ。」
やって来たのは、おっとりとした雰囲気の人。優しそうだ。
「魔理沙さんね。私は天野ユキコです。あ、こちらは私の孫のケータ。」
と言い、ケータを指した。
なるほど、孫か。
「挨拶周りとして、これを持って来た。」
そう言い、私は袋を渡す。
「ありがとうね。」
ユキコは、受け取った後、微笑んだ。
「…と、ユキコさん。ケータと話したいんだが、いいか?」
「え?」
ケータは、素っ頓狂な声を上げる。
とりあえず、後ろの妖怪の話をケータから聞きたいので、こう頼んだ。
「わかりました。縁側にでも腰掛けて、話してくださいな。」
ユキコはそう言った後、縁側まで連れて行ってくれた。
急展開。
おばあちゃんの名前は、天野ユキコにします。
次回!またまた急展開!
コメント
1件
第5話、楽しく読ませていただきました!魔理沙さんの朝の激辛ホットドック、レトロで個性的な朝食シーンがすごく目に浮かびました。住職から鍵を受け取る場面で、あの渦の謎がまだ残っているのが気になりますね。そしてケータくんとおばあちゃんのユキコさん、それに「白いふよふよと赤い猫」という不思議な妖怪たちの登場が、ほのぼのした日常にちょっとした非日常感を足していて素敵でした。次回の「またまた急展開!」の予告、楽しみにしてますね!
#ケータ
夏希(なつき)
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#東方Project二次創作物語