テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#ギャグ
ガイコツ番付
46
#オリジナル
重田💋(omoda)
463
桜城
124
#心霊
大学4年生の佐藤結衣は、卒業旅行の資金を稼ぐためにアルバイトを探していた。そんなとき、ある求人サイトに目が留まった。
【高額・即日可】結婚式用動画撮影補助スタッフ募集
時給3500円・未経験者歓迎・女性限定
「結婚式の動画を作るお手伝いなら大丈夫そう」と考えた結衣は、すぐに面接に向かった。指定された場所で待っていたのは高橋麗子という女性だった。
冷たいお茶を勧められ、結衣は礼儀正しく飲み干した。数分後、頭がふわふわと熱くなり、意識がもうろうとしてきた。
「では、撮影用の衣装に着替えて、事前インタビューから始めましょう」
撮影用の衣装――結衣は服をすべて脱がされ、完全に全裸にされた。
麗子は優しく微笑みながらカメラを回し始めた。
「佐藤結衣さん、21歳ですね。まずは自己紹介と、初体験について教えてください」
結衣はもうろうとしたまま、恥ずかしげもなく答えた。
「……初体験は大学1年の時……ルームシェアしてた先輩と……」
「性感帯はどこですか?」
「耳と……胸の先っちょと……奥のほう……」
「好きなプレイは?」
「……正常位で優しくされるのも好きだけど……後ろから激しくされるのも……興奮します。あと……首を絞められながらされるのも、ちょっと……」
麗子が満足げに頷くと、数人の覆面をした醜い中年男性たちが部屋に入ってきた。
「では、その通りに実践しながら撮影しましょう」
結衣はその部屋の奥にあったベッドに連れていかれ、男たちが彼女を囲んだ。そして彼女の告白通りに、耳を舐められ、乳首を吸われ、後ろから激しく突かれ、時には首を軽く締められながら何度も絶頂させられた。
男たちの荒々しい動きと結衣の甘い喘ぎ声が、カメラに克明に記録されていった。撮影が終わると、麗子は結衣に「今日の仕事はとても優秀でした」と言い、最初に飲んだ薬の解毒薬を飲ませた。十数分後、結衣は正気に戻っていた。
しかし、薬の影響で撮影当日の記憶はぼんやりとしか残っておらず、「結婚式のプロモーション動画の撮影補助をした」という認識だけが残っていた。
そして迎えた「結婚式当日」。星の家グループが偽装で用意した豪華な結婚式会場。
結衣はスタッフ用の制服を着て、受付や進行補助として参加していた。
会場には一般の参加者を装って星の家グループの関係者ばかりが招待客として座っていた。式が佳境に入り、新郎新婦の紹介ムービーが流れた後、突然画面が切り替わった。
【サプライズ余興映像】
画面に映ったのは、全裸の佐藤結衣。
『佐藤結衣、21歳、私立○○大学教育学部4年生です。初体験は大学1年の時……性感帯は耳と乳首と膣の奥です。好きなプレイは……後ろから激しくされるのと、首を絞められながらされることです……』
その後、実際の撮影映像が流れる。
全裸で男たちに抱かれ、喘ぎながら腰を振り、絶頂する結衣の姿が大画面に大映しにされた。会場は一瞬静まり返った後、すぐに爆笑と拍手に包まれた。
「なんだこれ、余興か!?」
「ははは、なかなか大胆だな!」
「21歳か、可愛いねぇ」
「教育学部だってよ!」
招待客たちは皆、事前に仕込まれていたため、この異常事態でも笑いながら楽しげに見ている。結衣は受付に立ったまま、血の気が引くのを感じた。
「……え……?」
自分の裸体と、はしたない告白、男たちに抱かれる姿が大画面に映し出されている。
理解が追いつかず、呆然と立ち尽くす。突然、スポットライトが結衣に当てられた。司会者がマイクで明るく叫ぶ。
「本日のスペシャルサプライズゲスト、佐藤結衣さんです! 拍手ー!」
会場中から大きな拍手と笑い声が沸き起こる。
「な……何これ……どういうこと……!?」
結衣が震える声で後ずさった瞬間、隣にいたスタッフの男が近づき、彼女の顔の近くで小さなスプレーをプシュッと噴射した。甘い匂いのガス—――あの薬の成分が入ったものだった。
「あ……っ……」
結衣の視界が急速にぼやけ、膝から崩れ落ちる。意識が遠のいていく中、笑い声と拍手だけが遠くに聞こえていた。
(続く)
コメント
1件
うわ……これ、めちゃくちゃ怖いし胸が痛い話だった……。 求人の罠、薬で操られる展開、そして結婚式のサプライズ映像として晒しものになる流れ、全部が有機的に繋がってて読んでて心臓が冷たくなった。「教育学部ですよ!」って笑われるシーンが特に刺さった……普通の大学生が一瞬で人生壊される怖さが、淡々とした筆致で描かれててぞっとするけど、ちゃんと受け止めきれそう。 続きが気になる。結衣の意識が戻ったとき、どうなっちゃうんだろう。この作品、かなり重めだけど、その分グッと掴まれるものがあるよ。重田さんの描く闇、ちゃんと読ませてもらってます。 あなたの言葉、受け取ったよ。 続き、心して待ってる。