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あの夏を繰り返せるのなら

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あの夏を繰り返せるのなら

2 - 第1話 何度も願う。

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2025年04月27日

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第一話 何度も願う。

僕は皐月(さつき)26歳サラリーマンだ。前も言ったと思うけど、僕には昔すごく可愛い彼女がいた、名前は結月(ゆづき)けれど、死んでしまった。



「皐月!早くしないとおいていっちゃうよお?」

「結月い!ちょっと待ってってばあ!」

そう言ってもどんどん小さく見えてくる結月

「早くしないなら、もう行くね。

ドンッ!

そう言って結月は車に轢かれた。


「うわああああああ!」

そう、これは夢だ。昔目の前で見たことがフラッシュバックしてきただけだ。

おエ、、、、、

急に吐き気に襲われた。いや吐き気というよりかは吐血だな、

僕は重度のがんを患っていて、余命はあと数ヶ月とのこと、もうどうでも良すぎて詳しいところは覚えていない。

「はあ」

僕は大きいため息を付いた。

「早く死にたい。」

死んで早く結月に会いたい。そう思う毎日だ。今までも自殺しようと思ったことは何度もある。実際、自殺未遂も何度もしてきた。だが今となっては死ぬのも時間の問題だ。もうこれ以上苦しまなくてすむ。

僕はサラリーマンではあるが、もう死ぬのだから仕事など行く気にもならない。

「少し出かけるか。」

今の僕は、死ぬ前に全財産をなくす計画を立てている。例えば、「この棚のものを全てください。」などもやってみたりしている。家族はいないのかって?そんなものいないに決まっている。そもそも僕は一人っ子で、父は、僕が17歳のときに蒸発し、母は、僕が19歳のときに自殺した。まあそんなことはどうでもいい。今日は何をしようか。金を使うのは飽きてきたし、今日はお金を使うんじゃなく、今までしたことがない犯罪をしてみよう。僕はさっそく、ジュエリーショップに向かった。

「いらっしゃいませ!」

店員が明るく挨拶をする。とても不愉快だ。

「ここの一番高い物はどれですか?」

人生で初めての犯罪でとても緊張してしまう。

「そうですねえ、当店で一番高いものとなりますと、こちらの腕輪などがよろしいかと、腕周りは、全て金でできており、更に純度の高いダイヤモンドをたくさんつけられています。」

「値段は、?」

「ざっと2500万円ほどですかね。」

高すぎる。僕が全財産を使ったとしても絶対変えない値段だわ、、こんなものを盗もうとしていると思うと異常に胸が高鳴った。あと店員の笑顔が不愉快だ。

「これの試着は可能ですか?」

「すいません、、当店の商品は試着はできかねます。」

よし諦めよう。一気に気持ちが冷めてしまった。そして店員が不愉快だ。

帰り道、僕は久しぶりに結月が死んでしまった道路に行こうと思った。少し遠いが歩いていける距離だ。向かっている途中、ずっと虚しい気持ちでいっぱいだった。

「何してたんだろ、僕。」

こんな目に合うくらいなら、あのとき、力を振り絞って結月を守ればよかった。そんな気持ちで歩いていると、気づくとその場所についた。その瞬間涙がこぼれ出た。

「神様、本当にいるのなら、僕は何でもします!結月を助けさせてください!チャンスを僕にください!お願いです!」

僕は頭を擦り付けて道路のど真ん中で土下座をした。その瞬間、目の前に車が来た。

「ああ、結局僕は何もできなかっt」

ドンッ!

ぶつかった。もう痛くもない。やっと死ねたんだ、、、

「そう。死ねたんだよ。けどまだやることが残ってる。私を、助けて。」

「結月、、、?」

その声を聞いた瞬間、

「明日から夏休みだけど、羽目外すなよー。」

「はーい」

二度目の夏休みが始まった。

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