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これは、d!様の二次創作(軍パロ)です。
ご本人様には一切関係ございません
エセ関西弁、捏造注意
その他の注意書きはプロローグを参照ください
でははじまります
インターホンを鳴らすと、数分の後、お目当ての人物が扉を開けた。
ut「ふぁ〜、おはよ…、って、どちらさま…?」
明らかに眠そうだ。なんや、ただの寝坊かい。
kn「寝坊か?」
ut「え、そうやけど」
sho「rbr〜?」
rbr「何ー?」
sho「いっかい〆よ?w」
ut「やめてやぁ!?」
shoの声にはどこか怒ったような調子。これ結構マズイんじゃないの?お疲れ大先生。
で、grたちをどう紹介しようか…。zmほどじゃないけど、大先生も結構人見知りやからなあ。
ut「で、さ。その、後ろにいる人たちが、その、シッマの知り合い、?やっけ」
kn「おん。じゃあ大先生、邪魔すんで」
ut「邪魔すんねやったら帰ってー」
zm「その下り懐かしいな」
sho「お邪魔しまーす(^o^)」
rbr「おいsho、靴揃えろ!!」
やっぱり煩いな。俺が言えることじゃないけど。
しばらくの間来なかった相棒の家は、前来た時よりだいぶすっきりしていた。家具は必要最低限。前は足の踏み場もないほど散らかっていたゴミは全く見えなくなっていた。
tn「お〜、広い…」
ht「昔みんなで休みとかの時泊まってたんだっけ?」
kn「そうそう!よく覚えてんなその話」
ut「席足りねぇな…、床でええ?」
gr「あぁ、全然構わないぞ」
先ほどと同様、皆が円になって座るような形になる。少し雲が出てきたのか、部屋に差し込む光は僅かに壁を照らすだけになっていた。
自己紹介はほどほどにして済ませ、談笑タイムへといつの間にか移り変わっていた。
家の中を勝手に物色する面々。俺らは部屋を見て回っては思い出に浸り、幹部たちは家の中の物全てが珍しいような感じで色々なところを眺めていた。
osに至っては、気になる本があったのか大先生に許可をもらって本を読んでいる。それにgrも惹きつけられたのか、2人並んで小さな本を覗き込んでいる。
そんな状態がしばらく続いていたが、突然osが叫んだ。
os「痛っ!?」
gr「どうした?」
os「指切ったぁ…」
どうやらページをめくるときに指を紙で切ってしまぅたようだ。osのその声を聞いて、遠くにいたはずのhtがすぐに駆けつけてくる。さすが護衛。
ht「絆創膏かなんか持ってる人ー?」
gr「え、ht持ってないのか?」
ht「包帯とかしか入ってなかった…」
os「しゃーない、大先生に貰うか」
家の中を歩き回ってた奴らを呼び寄せて、大先生に絆創膏があるかどうかを聞く。
ut「え、絆創膏?」
kn「そう、osが指切ったみたいで」
ut「あるけど、変な場所にあるからちょっと待ってて」
kn「変な場所?」
ut「棚の中は棚の中なんやけどさ、ぐっちゃぐちゃで」
kn「片付けろよ…」
まあ、そういうところがまた彼らしいんだけども。
すると、歩き出そうとした彼を呼び止める声がした。
ht「これからなんかあったときのために棚の中身確認してもいい?」
ut「なんかあったとき?」
ht「他の人が怪我したり病気したりしたらもしかしたら使うかも」
ごめんね、と頭を下げるht。一方の大先生は、あまり乗り気でないような顔をしている。
kn「別にやましい事ないやろ」
ut「いやぁ…、」
ht「嫌なら大丈夫だよ」
ut「じゃ、そういうことで…」
kn「え、マジでどしたん」
何、エロ本でも棚の中に入れとるんか?
流石にそうじゃないだろうけど、多分棚の中に見せたくないものがあるのだろう。でも、ここは刺激しないほうが良いかもしれない。絆創膏を取りに行った大先生には付いていかずに、部屋にとどまることにした。
osはその後傷口を洗って絆創膏をする、という完璧な処置を終わらせて、何事もなくまた読書に励んでいる。
今はもう、全員が同じ部屋にいる。9人もいるのに狭く感じない。改めて家の広さを実感する。噂によると大先生の祖父が商売に大成功したらしく、遺産の額が恐ろしいことになったらしい。親族が多かったので相続の時にかなり細かく分けられてしまったものの、当時は地価の高かった零蛇でローンなしでこの広さの豪邸を買えるほどの財産を大先生の父親は祖父から引き継いだそうだ。
誰かのお腹の音が鳴る。
zm「やべ…、腹減った…」
今の音はzmのか。
tn「確かに。もうこんな時間やな。飯作るか」
tnが立ち上がってキッチンへと向かう。大きな冷蔵庫をそっと開けると、なんということだろう。ほぼ空っぽ。唯一入っているものと言えば、ケースに『お父さん元気モリモリ』と書いてある謎のホルモンのような肉の塊だった。
kn「え、何この肉の塊」
tn「食べれ…、いや、やめたほうがええな」
kn「おい大先生!」
ut「あ、ご飯?」
kn「そうそう。なんか無いんか?」
ut「何もないや。まさか俺んち来るとは思っとらんかったからさ」
tn「買い出し確定ルートですかねぇ…」
心底だるそうに呟くtnとは打って変わって、他の奴らは今日の昼飯を何にするかで大盛り上がりだ。かなり激しく議論し合っている。tnもそれを見て、今日の昼飯を投票制にすることを決めたようだ。
tn「はーい、静かに。今日の昼飯何が良いですかー?」
zm「パスタ!」
sho「カレー!」
rbr「ハンバーグ!」
os「チャーハン!」
ht「魚!」
gr「見事にバラバラだな」
tn「grさんは希望とか無いん?」
gr「量が多すぎなければ別に何でもいいぞ」
tn「えー、どう決めよう…」
kn「俺カレーがいい」
ut「奇遇やなシッマ、俺もや」
sho「よっしゃ!!」
tn「はーい決まりー、異議は認めません」
その瞬間抗議の声が続出。
zm「卑怯やぞsho!」
rbr「そーやぞ!」
sho「うっせー、!卑怯も何もないやろ!」
os「あーあ、負けちゃったぁ」
ht「tnの作るご飯なんでも美味しいからまあどれでも良かったけどね」
os「それなー」
騒ぎが落ち着かない内に、tnが買い出しの準備を始める。
tn「誰か一緒に行くか?」
kn「あ、俺行くで」
tn「おお、ありがとな。なんかカレーに入れたくないものあったら、このメモに書いてくれ」
tnが机の上に置いた小さなメモに、人が集まる。そんなに好き嫌い激しかったっけ。
tn「いやー、多いな…、入れたくないもの」
kn「まあまあ、とりあえず行こーや」
そう。もうみんなさっきから腹が減って耐えられないといったような様子を見せている。
gr「早く帰ってこいよ」
tn「はいはい」
sho「いってらー」
rbr「気をつけるんやで」
数人に見送られながら家を発つ。9人分の材料を買うわけだから、tnが持っている袋はとてつもなく大きい。
夏も本番になり始めた今日は、あまり日が出ていないおかげで暑さはそこまでではなく、ぼんやりと道に落ちる短い影が、今日が夏であることをかろうじて主張していた。
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こんにちは、てってれーです。
ちょっとね、ここから先の続きが思いつかないんですわ…。おおまかな形は決まってるんですけども、いざ書こう、ってなると、同じことの繰り返しな気がしてしまって。
それはさておき、短編集の方の♡なんか知らん間に増えてて嬉しいと同時に困惑してます。2000♡めざして頑張ります。
それでは、さようなら〜