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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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6月下旬___2年生教室

「今日、なんかだるいな〜」

彩子「あら、夏風邪?」

「そっちのだるさじゃないっていうか、なんていうか…喘息の方が調子悪いみたいな…」

彩子「大丈夫なの?吸引機もってる?」

「持ってる!大会前だしみんなに迷惑かけれないから吸ってる!」

彩子「そう、それならいいけど…」


放課後 体育館______

ソォレッ、キュッッキュキュ、ダムダム

「ポカリ作ってくるわ!」

彩子「あら、ありがとう」

スタッスタッスタッスタッ キュィキュイ ジャーーー

「よいしょっと、これで全員分」

三井「少し持ってくぞ?」

「わー!!三井さん!びっくりした、いや軽いから大丈夫ですよ。早く練習参加してきてください!」

※部活中はちゃんと敬語を使ってます

三井「そうか?なら先行くわ」

(びっくりした。まだ部活行ってなかったんだ。まぁ、色々先生とかとも話してるのかな〜)

ヒュッ

(!!??やばい、喘息が……!)

ゴホッ‼︎‼︎  ヒューヒュー カヒューカヒュー

(だ、誰か…やばい…助けて…)

ヒューヒューカヒュー ヒューヒュー カヒューカヒュー


彩子「あ、三井さん体育館くる途中に琴見ませんでしたか?」

三井「あ?あーポカリ作ってたぞ?」

彩子「……もしかして、三井さん!もう一回琴の様子見てきてくれませんか?!」

三井「え、なんで」

彩子「今日あの子体調良くないんです!」

三井「は!?そうなのかよ!俺見てくるわ」

スタッスタッスタッスタッスタッスタッ…

赤木「どうしたんだ、三井のやつは」

彩子「赤木先輩、琴がポカリ作りに行ったんですけど帰り遅くて…しかもあの子今日喘息になりそうとか言ってたんで心配で…私も今からあの子のカバンから吸引機取って向かいます!!」

赤木「何!?そうだったのか!早く行ってやれ!先に練習は始めておくとだけ伝えてくれるか?」

彩子「はい、わかりました!」

スタッスタッスタッスタッスタッスタッ…


(カヒュッ…やばいそろそろ死ぬゴホッ)

三井「琴!!大丈夫か!!ゆっくり、ゆっくり息を吐くんだ」

サスサスサス(三井が琴の背中を摩る)

ヒューヒュー(琴が息をゆっくり吐く)

三井「そうだ、ゆっくりでいいからな…」

彩子「琴!!!吸引機持ってきたよ!」



「あ、ありがとう。ゴホッ」

三井「少しは、落ち着いたか??」

「はい。大丈夫です。れ、練習始まってますよ私のことはもういいので早く行ってくださ…」

三井「馬鹿野郎!こんなに苦しんでる奴目の前にして練習行けるか!」

「そ、そんなに怒る〜??」

三井「…ったくよ。びっくりしたわ、ほんとによ、俺が行ってからすぐだろ?」

「ま、まぁそんくらいです。」

三井「……今日は帰って休め、赤木に言っといてやるからよ」

彩子「三井先輩の言う通りね、今日は私1人でやっとくから今日はゆっくり家で休みなさい」

「え!!だ、大丈夫だよ!もう、元気だ…」

三井、彩子「だめ・だ!!!」

「は、はい…」

トボトボトボ…(琴が肩を落として帰っていく)


三井「〜〜っはぁーーーほんっとに焦ったわ」

彩子「あれ?三井先輩知らなかったんですか?」

三井「知ってたけどよ、2年喋ってないんだぞ?忘れかけてたわ」

彩子「この間までグレてましたもんね〜」ニヤリ

三井「なっ……!!!傷口抉ってくるな…」

彩子「あの子泣いてましたんだからね?そんなことも知らずに…」

三井「……悪かったよ」






バスケ男子よ、恋をせよ。

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