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※少しグロ表現入ります※
〈☃️〉
深夜3時。
僕の携帯が音を立てる。重い体をぐっと起こして、携帯を耳に当てると___
荒い息が携帯越しに伝わる。
「おんりー?」
君の名前を呼ぶと、少しの間息を整えてから掠れた声が聞こえた。
「…おらふ…くん…助けて」
助けてと確かに聞こえた。
焦った様な声。おんりーが普通じゃないのは解った。
「今何処にいるん?」
「おれの家…ッ」
ぐっと何かを押し込んだ声で応えた。
「今からそっち行くからもう少しだけ待っとってな」
「…う…ん」
僕は深夜に携帯だけをポケットに入れて、人気の少ない道を走った。
街灯の光が眩しく感じる程辺りは真っ暗だった。
おんりーの家のドアの前に立ってもいつもと違う様子はあまり感じなかった。
唯、少し鼻の奥につんと通るような臭いがした。
チャイムを鳴らす前に少しドアノブを回すと、ドアが開いた。
僕はそのまま奥に進みリビングへと続く扉を開けた。
その時に目に入った光景は、信じられないものだった。
「っえ…?」
戸惑う僕に気づいたのか、床に崩れ落ちるように座っていたおんりーが此方を見た。
「おら…ふ…くん…?」
僕を見るなり、おんりーは泣き出した。
「ごめん…なさいッ…許してぇッ…」
おんりーの奥に誰かが倒れ込んでいる。そこから少し見えるのは赤黒い…血だった。
僕はそっとおんりーに近づいて抱きしめた。
手も体も震えていて冷え切っていた。
「ごめ…ッ…おれがぁ…」
呼吸の仕方も忘れてしまったかのように、一生懸命息を吸っている。
「…ころしたッ…おれの所為で…しんだッ…」
何もおんりーが謝ることはない。
「大丈夫。おんりーは悪くないよ。悪いのは___」
そこで次の言葉に少し迷った。
…そう悪いのは___
「?⃞⚠︎◾️やから」
作者から少しメッセージ
お休み期間ですが、どうしても作りたくて作りました。ですが、いつ更新できるか分かりませんのでご了承くださいませ。
おらおん。ヤンデレどろどろ系になる気がします。