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「架純の、嫌いなところ?いっぱい出てくるよ〜いいの?」
琴葉は遠慮なしに聞いてくる。(笑いながら聞いてくる)
「彼女が、それを認めて、直せる部分ならね。」
私は睨みつけながら、琴葉に言う。
「とりあえず、顔はブサイク。太ってる…」
「それは、ダメ!直せるところって言ったよね!?性格的なところ!」
「はいはい。めんどくさいわね。あんたわ。」
琴葉はやれやれみたいな感じで私に言う。
「あんたって何よ?私、田山愛なんですけど?」
私はすこしムカついたため言い返した。
「分かった………」
どうせ、みんなに乗っかっていたわけだし、悪口なんて出てこないんでしょ?
「普段の声、でけーのに、前出るとモジモジして結局言わないところ!超腹立つ!」
言ったのは和樹だった。和樹はそんなことを言ったのは初めてだった。(私が出会ってから…)
「架純、なんで普段の声大きいのに前出ると声出なくなるの?」
私は和樹に言われたこと私の言葉に直して、架純に聞いた。和樹のそんな姿は初めて見た。
すると、架純は黙った。だから、嫌われるのに…私は少し腹が立ってしまった。けど、ここで怒ってしまうと…和樹にも、クラスメイトにも、見られてしまう。それは、嫌。
「ねぇ、ちゃんと言お? 」
私は架純に訪ねかける。架純は私を無視する。なんなの、こいつ!私がそう思った時…
「架純。分かってもらえないよ?言わないと。」
菜奈が言った。すると、架純は泣き出した。その涙は悔し泣きなんかじゃない。聞こえてくる。「なんで、こんな私なんだろう?」って…私たちに 訪ねかけているようだった。
私は架純の涙にムカついた。
「なんで、みんなに聞くの!?自分で考えてよ!?なんで、考えられないの?みんなに嫌われるのそういうところだよ?」
私は架純に思っていたところ全て言った。なんだか、気を使っていた私が馬鹿みたいだ。なんで、こんな奴に気を使わないといけないの?無理しないといけない訳?私の本当の優しさって何?
記憶喪失に、なった時も同じようなことを思った。架純って、私を信用して利用してる。
クラスメイト達と同じ。私を頼ってくれわけではない。利用していたんだ。
「愛ちゃん、言い過ぎだよ…?」
とコショコショばなしのように話しかけてくるのは菜奈だった。
「架純はきっとここまで言わないと分からないのよ。私たちの助けはおしまいよ。架純が自分で直すようにならないとね。」
すこし、視界が見ずらくなった。
「そんなこと、していいの?」
「逆。自立させないと。」
私は菜奈と小さな小さな声で話していた。
「愛ちゃん……………」
架純の声だ。涙をボロボロと流しながら私の名を呼んだ。
「何?」
「迷惑かけて、ごめんなさい…………」
架純は私に謝った。
ピーンポーンパーンポーン。
チャイムがなった。席につかないと。自分の席につき、涙をふく。