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小説「スクールINゲーム」
あの日以降、俺は世界を憎み始めた。
そして今日、俺は世界を舐めていた。
第2話後編【恐怖のかくれんぼ】
「はぁ???かくれんぼ??この人数で出来ると思ってんのか??こんな小さい学校で??」
1人ヤンキーぽい人がそう言い始めると皆がそれに対して賛同し始めた。
「どうするんだよ生徒会長さーん?」
「やっぱりバカなんじゃないの?笑笑」
「つまんない帰ろー笑」
全ての言葉がかくれんぼに対する批判。
だが生徒会長は諦めなかった。
「はぁ…最後まで聞けばいいのに。誰が最初の言葉が終わったと言った?範囲も言うって。やはりお前達は動物園の猿だな。」
生徒会長がそう言うと明らかにふざけて言った人がいた。
「じゃあ早く言えよ!!このゴミが!笑」
「よっ!よく言った!笑」
一部の生徒がいかにもふざけて言っていた。
「あぁ今ゴミとか言った人誰ですか?その人に代わりになってもらおう。」
「な、なんの代わりだよ…」
「もちろん。死のね。」
そう言うと生徒会長は指パッチンした。するとその生徒は一瞬にして消え、何処かにテレポートされていた。
「は!?アイツどこに行った!?」
「嘘でしょ!?ゲームなの!?」
皆が困惑している時に生徒会長は皆を安心させる。
「大丈夫です。皆さんこちらのモニターをご覧下さい。」
そう言い生徒達がステージにあるモニターを見るとそこには消えた生徒が居た。
「アイツだ!」
「どこにいるんだ?」
「でも場所的には…スクランブル交差点…?」
生徒達が推測しているとモニターの中の生徒が動き出す。
「おい!!ここどこだよ!!」
モニターの生徒が暴れ出す。そんな時モニターの中から生徒では無い声が聞こえた。
「やぁやぁ生徒君。これから君には“かくれんぼ”をしてもらうよ。」
生徒は戸惑いながらも話を聞いている。
「もちろんルールは簡単。今から10秒で隠れて30秒生き残るんだ。いかにも普通のかくれんぼだろう?」
「10秒!?隠れれる訳ないだろ!」
「でも1つ違うルールがある。それは“鬼に見つかるとその場で死ぬ”という事だ。」
モニターの中の生徒とその場でモニターを見ている生徒達がゾッとした。
「う、嘘だろ?俺こんなとこで死なんとあかんの?」
「死にたくなければ早く隠れろ。まぁもうとっくに始まってたんだけどね。」
そう誰かが言うとモニターの中の生徒が言う。
「は?」
その瞬間生徒の体が爆発した。
「きゃあああああ!!!」
「嘘だろ…!?」
「爆発した??」
モニターはそこで途切れた。
「どうです?もう説明する必要無いでしょう?まぁするけど。いかにもこれからするゲームはかくれんぼ!ここに居る皆さんには東京の渋谷区全てを使って隠れてもらいます。隠れる制限時間は10分!そこから3時間生き残った人は次のゲームへと進めます!ただし見つかってしまったら…?」
「死ぬ…って事か?」
一人の生徒が理解したようにそっと言った。
「そうだ。参加者はここの学校367人以外に他におよそ30000人いるから場所は自分達で考えろよ。」
その瞬間体育館は生徒達の困惑でいっぱいになった。
「やだああああ帰りたい!!!!」
「バレなきゃいいんだろ??なら場所奪い合っていいんだよな…」
「面白い…」
色んな声が飛び交う中生徒会長はカウントダウンを始める。
「では改めてカウントダウンをします!!ゲーム開始まで!」
3
「…体育館騒がしいな。何があったんだ?」
2
「まぁ俺には体育館に行かなかったし関係ないか。」
1
「ん?何で体が光ってるんだ?」
0
ゲーム“かくれんぼ”
制限時間3時間。
ルール 隠れて生き延びろ
見つかれば死
生徒同士で場所を取り合ってもいい
6月23日8時30分0秒
開始。
第3話前編【この遊びやった事あるよね?】
お楽しみに
この物語はフィクションです。