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小説「スクールINゲーム」
6月23日8時30分0秒。
“かくれんぼ”開始。
終了予定
6月23日11時30分0秒。
第3話前編【この遊びやった事あるよね?】
“かくれんぼ”が始まった瞬間参加者はテレポートみたいなもので渋谷区に飛ばされた。
「さて、生徒のみんなはどんな戦いを見せてくれるのかな?」
生徒会長はそう言って何処か分からない部屋の椅子に座り渋谷区全ての監視カメラを乗っ取ったパソコンで様子を見ている。
一方引きこもり少年は渋谷区のど真ん中にテレポートされた。
「…え?渋谷?なんでこんなところに居るんだ?テレポートみたいなものか?」
とりあえず現状把握だけはした引きこもり少年。
「飛ばされたのはいいのだが何をするんだ?」
周りには人の気配がない。こんな渋谷区のど真ん中なのに誰も歩いていない。何かがおかしい。引きこもり少年は意外と頭脳派である。
一方プレイヤー達は急いで隠れ場所を探していた。
「お前!どけ!そこは俺が隠れるんだよ!」
「ちょっと!そこ私が取ってたんだけど!」
「あぁ?やんのかお前!!」
プレイヤー達の醜さを見て生徒会長はニヤニヤとしている。
「ハハハハハ!!やはり人間は醜い!所詮人間は皆同レベル!この状況を見ている“観戦者”の皆さんはどう思ってるんだろうか…フッ…ニヤけが止まらない……!」
そんな事を言っている間に10分が経った。
「あ、10分経ったやん。ではプレイヤーの皆さん。生き延びてね〜。えい!」
生徒会長がボタンを押すと鬼が渋谷区の至る所に出現した。
引きこもり少年は隠れることなくいち早く鬼と遭遇した。
「……なんだお前?鬼みたいだな?」
何となく察した様子の引きこもり少年はクククッと笑って言った。
「なるほど…そういう事か…生徒会長さん。良いだろう…受けて立とう…この僕が!このゲームとやらを!!」
そんな事を喋っていると鬼がすごいスピードで引きこもり少年の方に向かってくる。
「ゲームには必ずあることって知ってるか?生徒会長さん。」
それは……裏技だ。
第3話後編【ゲームには絶対ある事】
お楽しみに
この物語はフィクションです。