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syo「はぁ、ー」
珍しく君は落ち込んでいる
『どした? 』
syo「んや、なんでもな 、、、
お前ならええか」
『、?』
嫌な予感が背筋を伝う
震えた声で君は言った
syo「俺、失恋した」
『ぇ、』
知らなかった
知ってすらなかった
好きな人が居たなんて
『、、、そっか 』
やっとの思いで絞り出した言葉も
チャイムで掻き消された
その後のことなんて覚えてない
気付けば放課後だった
syo「なにどしたん、
お前も失恋か?笑」
『、、、うん』
syo「あれ、、、お前好きな人おったんやな
それこそ初耳なんやけど」
『、、、うん 』
syo「ぇ、誰やろ
お前の事やしなぁ、、、んーmobとか?」
『んや、』
syo「えぇ、分かんねぇ、、、」
『シャオロンだよ』
なんて言えたらなにか変わったのだろうか
syo「そっか、、、 ま、元気出せよな
お互い失恋した同士やし」
『、、、うん』
『でもさ、失恋ってことは
フラれた訳でもないんでしょ?』
syo「まぁ、そうやけど
男と歩いてたから彼氏かなって、」
『それ、シャオロンの勘違いじゃなくて?
どうせなら、、、
告白してきなよ』
言ってしまった
こうやって言ったらシャオロンは、、、
「、、、そやな、行ってくるわ 」
『うん、
行ってらっしゃい』
君は笑顔で教室を飛び出した
これで良かったのだろうか
今更後悔しても遅い
好きって、言えばよかった