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『ビバ⭐︎青春』
こさり様からのリクエストストーリーです!
学生パロ
キヨ×レトルト
キヨ 『』
レトルト 「」
本人様とは全く関係ありません。
全て私の妄想です。
楽しんで頂けると嬉しいですヽ(*^ω^*)ノ
スタート!
♪ピンポンパンポン――
校内に、お馴染みのチャイム音が響く。
少しノイズの混じった放送が校内中に響き渡った。
『2年1組、キヨくん、レトルトくん』
『至急、職員室まで来てください』
『繰り返します』
『2年1組、キヨくん、レトルトくん』
『至急、職員室まで来てください』
『先生方へ。2人を見かけた場合は確保にご協力お願いします』
そして――
『ぶはっ!!なんだよ今の!』
「ちょっ、最後なんやねん!!」
朝のホームルーム前、廊下で騒いでいた二人は顔を見合わせ同時に吹き出した。
『おいレトさん、朝からなにやったんだよ』
キヨはニヤニヤしながらレトルトの肩を小突く。
「なんもしてへんし! キヨくんこそやろ!」
『えぇ?俺、心当たり多すぎて分かんねぇ!』
「威張んな!!」
すると周りで見ていた生徒たちから、一斉に声が飛ぶ。
「またかよ~!」
「ほんと懲りねーなお前ら!」
「今日は何やらかしたんだよ!」
そんな野次などいつもの事で、全く気にする様子もなく2人は職員室へと向かった。
職員室には、今日も聞き慣れた怒鳴り声が響いていた。
「お前らは本当に!!何度言っても全っ然身にならんな!!」
机が揺れる勢いの説教。
その前でキヨは、露骨にめんどくさそうな顔をしていた。
『すいませーん。気をつけてまーす。』
声に感情、ほぼゼロ。
反省の“は”の字も見えない。
隣のレトルトも負けていなかった。
「本当に反省してます……」
態度だけは真剣だったが、ほとんど話は聞いていなかった。
ちなみに全然反省はしていない。
そんな二人を見て、先生は深いため息をついた。
この二人、 学校ではかなり有名な存在だった。
通称――全身組。
由来は、”全く身にならない二人”だからだ。
怒られても身にならない。
反省しても次の日には忘れる。
何なら数時間後には同じことをする。
教師陣からすれば悪魔のコンビ。
生徒からすれば名物コンビ。
そんな学校公認レベルの問題コンビだった。
そして今日も朝から仲良く呼び出され、職員室でこっ酷く怒られていたのである。
『……なぁなぁレトさん』
キヨは小声でレトルトに話しかける。
『今日の昼、購買ダッシュする?』
「あほ!今それ言うなよ!」
レトルトも小声で返す。
今日も2人は先生の説教など全く身になっていはなかった。
♪キンコンカンコン――
昼休みを告げるチャイムが鳴った瞬間。
『うおおおお! 行くぞレトさん!!』
「よっしゃー!!!」
二人はほぼ同時に席を立ち、教室を飛び出した。
目指すは一階 購買部
昼休み開始と同時に始まる、生徒たちの命懸けの争奪戦である。
『レトさん、おっせーよ!!はやくしねーとなくなるだろ!』
先を走るキヨが振り返る。
「うっさいな!!これでも本気で走ってるわ!!」
レトルトは息を切らしながら叫んだ。
階段を駆け下り、廊下を曲がり、人を避けながら全力疾走。
そして購買部前に辿り着いた瞬間――
「うわっ….」
レトルトの声が漏れた。
すでに店の前には人、人、人。
押し合い、圧し合い、伸びる手。
完全に出遅れた二人の視線の先には
焼きそばパンが残り2つ。
二人はゆっくり顔を見合わせた。
『「おばちゃん、焼きそばパン2つ!!」』
しかし、2人の声が届くよりも先に 最後の2つが、誰かの手に取られた。
『「……あ」』
2人の目の前に 無慈悲に掲げられる、焼きそばパンの袋。
そしてそれを持つ人物が、ゆっくりとこちらを振り向いた。
「おー、悪いな」
落ち着いた声の主は 一つ上の学年のガッチマンだった。
「ちょうど俺らで最後だったわ」
さらっと言いながら、焼きそばパンを軽く持ち上げるガッチマン。
その隣で牛沢は無表情のまま一言。
「残念だったな」
その瞬間、 二人は完全に戦意を喪失していた。
『……終わったわ』
キヨがぼそっと呟く。
「仕方ないわ、コロッケパンにしよ」
レトルトはため息をつきながら、残っていたコロッケパンを2つ手に取った。
『はぁ……レトさん、屋上行こ』
「そうだね」
肩を落としたまま、二人はゆっくりと歩き出した。
向かう先は屋上。
昼休みの避難場所。
そして、いつもの集合場所でもある。
――ガッチマン
――牛沢
――キヨ
――レトルト
通称一一TOP4
性格も、テンションも、好きなものも、驚くほどバラバラ。
ガッチマンは基本的に冷静で、何があっても動じない。
牛沢はマイペースで、興味あること以外は驚くほど無関心。
キヨは騒がしくて自由奔放、思いつきで行動するタイプ。
レトルトは、巻き込まれ体質のツッコミ役。
なぜかこの4人は、妙にバランスが取れていた。
よく4人でつるみ、しばしば問題を起こすので 教師や生徒たちの間では、有名になっていた。
そして今日もまた屋上へ続く 階段を上がる足音が、4人分揃った。
この物語は、バラバラな4人が笑い合って過ごしたかけがえのない青春の1ページである。
続く
#ガッチ牛
コメント
1件
うわっっっ!!!青春学園パロのキヨくんとレトくん尊すぎん??😭💕💕 「全身組」のあだ名から朝の放送で呼び出される流れ、笑ったww 焼きそばパン争奪戦でガッチマン先輩&牛沢先輩に敗北した瞬間の絶望感、完全に分かる…購買ダッシュあるあるすぎて共感した📛⋆ 屋上集合のTOP4、早く本編見たい!!続きぃぃぃ!!🎀💥