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「綺麗な体をしてるね。肌がとても滑らかで、体全体が引き締まってる」
服を脱いだ姿を褒められた事などなく、私はカーッと真っ赤になり、両手で顔を覆った。
涼さんは私の髪をサラリと撫で、肩に口づけてくる。
柔らかく熱い唇を感じてキュッと息を止めると、彼は私の腕の下に手を潜り込ませ、再度胸を揉み始めた。
「は……っ、ぁ……」
私は吐息をつきながら懊悩する。
(いいのかな……。合ってる? 間違えてない? 尻軽って思われたらどうしよう)
グルグルと考えている私の思考を止めるように、涼さんは耳元で囁いてきた。
「髪もサラサラだし、肌も触っていて気持ちいいし、本当に魅力的な体だ」
「っ~~~~!」
もうこれ以上褒めないでほしい。
褒められ慣れていないから、一杯一杯になって頭がパンクしてしまいそうだ。
涼さんは私の脚を開いてその間に腰を入れ、正常位の体勢になると、さらに首筋から胸元にキスをし、チロリと舐めては艶冶な吐息をつく。
敏感に勃起した乳首を口に含まれた時、私は「ひぅっ」と小さな悲鳴を上げて全身に力を込めた。
「恵ちゃん、大丈夫」
胸元から少し顔を離した涼さんは、小さく笑ってから私の頭を撫で、再度乳首を舐めながら、体のラインを辿るように触れてきた。
もう、ドキドキし過ぎて、どうにかなってしまいそうだ。
私はいま全裸になって脚を開いて押し倒されていて、これってもうセックスなんじゃないだろうか。
涼さんはちゅぱっと音を立てて乳首から唇を離したあと、胸元、腹部へとキスする場所を移し、両手で再度乳房を揉む。
このままだと彼の顔が下肢に至ってしまうと感じた私は、とっさに彼の肩に手を置き、ギュッと手に力を込めた。
「……どうした?」
「……あの、……恥ずかしい所、見られたくなくて……」
視線を逸らして気まずく言うと、涼さんはあっさり「分かった」と頷いてくれた。
「口でするのはまだハードルが高そうだね」
彼はサラッと言ったけれど、私はその言葉を聞き逃さなかった。
(口でー!? クン……! クンクン!)
私はエロ漫画でよく出てくる単語を心の中で叫びかけ、とっさに意識を逸らす。
(無理無理無理無理無理無理)
彼のような国宝級の美形が私のアソコを舐めるなんて、絶対に駄目だ。
全国の涼さんファンに袋だたきにされて、磔にされた挙げ句、石を投げられてしまう。いつの時代だ。
混乱していると、涼さんの手が下腹部にスルッと至り、恥丘とアンダーヘアに触れてくる。
「…………!!」
最たる場所に近い部分に触れられ、私は大きく息を吸って止めると、目をまん丸に見開いて口を開き、声なき声で叫んだ。
(おんぎゃー!)
心の中で色気の欠片もない叫び声を上げている私はバブだ。もう、いっその事、幼児退行してこの恥ずかしさから逃げたい。現実逃避したい。
「……触るよ」
涼さんに宣言され、私は口を一文字に引き結んだまま小さく頷いた。
彼は私の様子を見ながら、ショリショリとアンダーヘアを撫で、肉の突起にトンと指先を置く。
「ひっ……、ぅ、う、……う」
私はこれ以上ないぐらい緊張して体を強張らせ、ギュッと拳を握る。
「恵ちゃん、ゆっくり息を吸って」
涼さんに言われ、私はスゥゥ……と酸素を肺に行き渡らせる。
「吐いて」
彼の合図を聞き、今度は吸った息を細く長く吐いていく。
すると、硬くなっていた体から、余計な力が少し抜けた気がした。
涼さんはまた胸の先端にチュッとキスをして反対側の乳房を揉み、もう片方の手で秘所に触れ続けた。
肉芽をクニクニと優しく転がされると、自慰した時の百倍ぐらいの羞恥と気持ちよさが襲ってくる。
「まっ……、て、……これ、は……っ」
自分でも何を言いたいんだか分からないけれど、子宮がキュンキュン疼いて脳髄を冒してくる。
こんな恥ずかしい事をされて、理路整然と何かを考えるなんて無理だ。
体がお腹の奥から反応していて、涼さんを求めているのが分かる。
「気持ち良かったら声を出していいんだよ」
「無理ぃ……っ、ぁ、~~~~あっ」
抗議しようと思ったけれど、淫芽を包皮ごとキュッと摘ままれ、コリュコリュと転がされて変な声が漏れた。