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奇病

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奇病

4 - 第3話 暖かさ

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125

2025年07月01日

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「………ニグさん…」

起きたばかりのうたいさんは、寒そうにしながら俺に抱きついた。

「………毛布いる?」

そう言うとうたいさんはこくりと頷いた。

おそらく一番あったかいはずの厚い毛布をうたいさんにかける。

うたいさんは普段から厚着をしてる、そうしていないと死んでしまうから。

それでもこうして寒がっている。

………そんなところも可愛いな。

誰にも渡したくない。俺以外の人と話してほしくない

そんな狂った想いを心の奥底に無理やり沈める。

駄目だ駄目だ駄目だ。うたいさんを怖がらせてしまう。

そんな姿は望んでない。

「………ニグさん。」

「どうしました?もしかしてまだ寒い?」

うたいさんは首を横に振って、俺の顔に近づく。

………うたいさんが何をするかわかったけど、遅かった。

口に残る温かい感覚を感じながら、うたいさんを見つめる。

うたいさんは暖かそうに眠っていた。

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コメント

5

ユーザー

にぐうた好きすぎる…

ユーザー

くっ……()

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