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第2章:足跡の先に

警察が動物園に到着したのは、警報発生から40分後の午前0時半。

千葉県警・市川署の刑事、**山科(やましな)とその新人相棒の日下部(くさかべ)**が現場に入った。

「で、パンダが消えた?」

山科が訝しげに眉をひそめる。

「檻の鍵が内側から開いていて……足跡が、外に向かって続いてるんです」

野島警備員は懐中電灯で地面を照らす。

土の上には、確かに巨大な足跡が続いていた。だがよく見ると、普通のパンダよりも一回り大きい

そして、その横には――人間の足跡も。

「つまり……誰かがこのパンダと一緒に出て行ったってわけか」

「それも、パンダを“連れて”ではなく……“並んで”歩いているように見えます」

パンダが人間と並んで歩く?

それは自然のあり方ではない。

「これ、檻の中に落ちてたんです」

飼育員が差し出したのは、白い毛に混じった細い注射器の針だった。

山科は目を細めた。

「……誘拐じゃないな、これは。もっと根が深い」

その瞬間、警察無線がノイズ交じりに鳴った。

「こちら警備班。パンダ舎から2キロ先のコンビニ防犯カメラにて、**二足歩行する影のような“動物”**を確認。人間のように直立しています――」

日下部が呟いた。

「……パンダって、そんなふうに歩けましたっけ?」



次回:「第3章:白く歩く影」

――パンダの正体とは何か?それとも、あれは“本当に”パンダなのか?

「白い檻の中のパンダ」

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