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番外編「自分でやれ」
休日十七日目。
古流斬は家で刀の手入れをしていた。
「よし。」
「この前教わった通りだ。」
丁寧に刃を磨き、油を塗る。
「定期的に手入れすれば長持ちする。」
そこへ通信が入る。
「古流斬!」
閻魔だった。
「わしの武器も手入れしてくれ!」
古流斬は手を止める。
「……。」
「嫌です。」
閻魔は驚く。
「即答!?」
古流斬はため息をついた。
「自分でしろ。」
「俺だって今覚えたばっかなんだよ。」
「それに今日は休日。」
「家族との時間なんだ。」
閻魔はしょんぼりする。
「少しくらい……。」
古流斬は首を横に振る。
「駄目。」
「前までならやってた。」
「でも今は休み。」
「家族優先。」
そう言って通信を切る。
古流斬は振り返る。
「はるか。」
「ユーマ。」
「どっか遊び行くか。」
はるかは嬉しそうに笑う。
「うん!」
ユーマも元気よく手を挙げる。
「ゲームセンター行きたい!」
古流斬は笑った。
「よし、決まり。」
三人は笑いながら家を出ていく。
⸻
一方、地獄。
閻魔は自分の武器を見つめていた。
「……。」
「自分でやるか。」
ぎこちなく布を持ち、武器を磨き始める。
傲慢がその様子を見て笑う。
「ようやく学んだか。」
閻魔は苦笑する。
「古流斬に頼りすぎとったな。」
鬼たちも頷く。
「たまには自分でやるのも大事ですよ。」
閻魔は武器を磨きながら小さく笑った。
「一か月後。」
「古流斬が戻ってきたら、少しは仕事を減らしてやらんとな。」
鬼たちは顔を見合わせる。
「……本当ですか?」
閻魔は少し目をそらした。
「た、多分。」
その言葉に、鬼たちは「また怪しいな」と苦笑するのだった。
#バイオハザード
SOMAMON7A
188
793
しらなみ
124
#鬱展開
Mist-404
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コメント
1件
番外編、いいですね!古流斬さんが「自分でやれ」「家族優先」ってキッパリ言い切るのが痛快で、でも前までならやってたってとこにキャラの成長を感じました。はるかとユーマとのやりとりが温かくて、ほっこりします。閻魔様が自分で武器を磨き始めるラストも好きです。「たまには自分でやるのも大事」って、傲慢のツッコミも含めて良い塩梅でした。