テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
結局、大量の小魚の他は、カサゴ1匹、不明な斑点の大物1匹。
僕と未亜さんは釣れないまま、予定の2時間が過ぎてしまった。
「明日朝に期待だな」
「リベンジなのですよ」
そんなことを言いながら戻る。
家に入る前に、すだての方を確認。
思ったより潮が満ちている。
もう仕掛け全体に魚が入れる状態だ。
壊れている箇所も見当たらない。
「明日の午前9時30分が勝負なのですよ」
明日に希望を繋ぎつつ帰宅。
早速、あの斑点の魚が何か聞いてみる。
「先生、この魚は何ですか」
「コロダイですね。美味しいですよ」
早速下拵えタイムに突入だ。
僕と未亜さんは、美洋さんが釣った大量の小魚の下拵え。
ウロコを取って、頭を取って、内臓を取って。
なお秋津学園組は男女とも、まだ戻っていない。
特に秋津女子は、夜行性の魚が岸に近づいている今こそ一番の稼ぎ時。
何せ魔法で漁をするから。
だからまあ、きっと色々戦っているのだろう。
ほぼ全部の下拵えが終わった頃、秋津男子2名が到着。
獲物は50センチくらいのスズキだ。
文明先輩曰く。
「西側から回ったら、西南の風で全然仕掛けが飛ばない。だから、重いメタルジグをひたすら投げて、引いてを繰り返していたら、3箇所目で何とか釣れた」
だそうである。
「そんな感じで、西側の磯は荒れ気味だから、女子チームも、うまく魔法を使える場所が無くて苦労しているんじゃないかな」
という事だった。
そして、更に1時間後、疲れ切った秋津女子が帰着。
小物大量と、黒鯛っぽいの3匹だが、昨日より量が少ない。
黒鯛っぽいのも、25センチ程度までのサイズ。
「最初に西側に行ったのが失敗だったんです。西南の風で波が強くて、ちょうど魔法で根こそぎ出来る場所が無くて」
「仕方ないから、一度戻って、北側から東側に移動したのですよ」
それでも量的には、文句無く一番だ。
なお、
「たまには朗人君頼りではなく、皆さん魚を捌く練習をしましょう」
という事で。
秋津女子組7人で、テーブルまで使って下拵え。
理奈先輩は綺麗に捌いているけれど、他は結構酷い。
特に透里先輩、きっと器用では無いのだろう。
見ていて、なかなか怖い物がある。
まあアラとかが多めに出ても、出汁だの釣りエサだの、有効活用出来るのだけれど。
草津先生と朗人先輩監修の元、それだけで1時間かけて、何とか処理終了。
風呂に入って、明日の早朝の部の為に、さっさと寝る。