テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ruruha
2,046
#初心者
ゆいぽん
481
水面
246
30
結局、大量の小魚の他は、カサゴ1匹、不明な斑点の大物1匹。
僕と未亜さんは釣れないまま、予定の2時間が過ぎてしまった。
「明日朝に期待だな」
「リベンジなのですよ」
そんなことを言いながら戻る。
家に入る前に、すだての方を確認。
思ったより潮が満ちている。
もう仕掛け全体に魚が入れる状態だ。
壊れている箇所も見当たらない。
「明日の午前9時30分が勝負なのですよ」
明日に希望を繋ぎつつ帰宅。
早速、あの斑点の魚が何か聞いてみる。
「先生、この魚は何ですか」
「コロダイですね。美味しいですよ」
早速下拵えタイムに突入だ。
僕と未亜さんは、美洋さんが釣った大量の小魚の下拵え。
ウロコを取って、頭を取って、内臓を取って。
なお秋津学園組は男女とも、まだ戻っていない。
特に秋津女子は、夜行性の魚が岸に近づいている今こそ一番の稼ぎ時。
何せ魔法で漁をするから。
だからまあ、きっと色々戦っているのだろう。
ほぼ全部の下拵えが終わった頃、秋津男子2名が到着。
獲物は50センチくらいのスズキだ。
文明先輩曰く。
「西側から回ったら、西南の風で全然仕掛けが飛ばない。だから、重いメタルジグをひたすら投げて、引いてを繰り返していたら、3箇所目で何とか釣れた」
だそうである。
「そんな感じで、西側の磯は荒れ気味だから、女子チームも、うまく魔法を使える場所が無くて苦労しているんじゃないかな」
という事だった。
そして、更に1時間後、疲れ切った秋津女子が帰着。
小物大量と、黒鯛っぽいの3匹だが、昨日より量が少ない。
黒鯛っぽいのも、25センチ程度までのサイズ。
「最初に西側に行ったのが失敗だったんです。西南の風で波が強くて、ちょうど魔法で根こそぎ出来る場所が無くて」
「仕方ないから、一度戻って、北側から東側に移動したのですよ」
それでも量的には、文句無く一番だ。
なお、
「たまには朗人君頼りではなく、皆さん魚を捌く練習をしましょう」
という事で。
秋津女子組7人で、テーブルまで使って下拵え。
理奈先輩は綺麗に捌いているけれど、他は結構酷い。
特に透里先輩、きっと器用では無いのだろう。
見ていて、なかなか怖い物がある。
まあアラとかが多めに出ても、出汁だの釣りエサだの、有効活用出来るのだけれど。
草津先生と朗人先輩監修の元、それだけで1時間かけて、何とか処理終了。
風呂に入って、明日の早朝の部の為に、さっさと寝る。