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死ぬ気なんかなかった。
自傷行為は生きる為にするって言うけれど、あれ本当かもしれない。
今、私は自傷行為をしていない。
だけどしていたあの日々の方がよっぽど生きていたと思う。
今の私はただただ毎日を何となく、それでいて確実に傷付けながら生きている。
どうしたって逃れられないあの日々を頭で何度も再演しながら。
私の人生は前半のたかだか数年をこれからも再演し続けて生きていくのだろうか。
白い陶器に吐き出す数十分前の何か分からない感情。もう7年ほど経つだろうか。
その度に母の声が聞こえる。
「私はね、あなたを産むまで36kgしか無かったのよ。あなたはあの人に似て……可哀想ね」
使った額は数千万を超えただろう。
お金は風俗で稼いだ。
頭も悪い手帳2枚持ちの私ができる仕事なんて、それしかなかった。
違う。本当は甘えだと分かっている。
それでも私は自分を売ることが止められなかった。
吐いても吐いても母親には敵わない。
母親に認めてもらうことは叶わない。
それでも願い続けてしまうのはきっと私があの人の子供だからだろうか。
早くなくなりたい私へ。
この物語をあなたに送ります。