俺はゲーム実況者グループ、“ドズル社”でゲーム
実況をしている
しかし、皆PSが高すぎる
なにもかものスピードが速い奴だったり
建築技術が高すぎる奴、
おっとりしてるのにテキパキと物事をこなす奴だっている
一方の俺は出来損ないだ
ドズさんだってPSは同じくらいの筈なのに
リーダーシップがえげつないほどある
でも、俺には何も無い
俺が居なくなったってドズル社は回るんじゃないか?
俺は居てもいなくても何も変わらないんじゃないか?
最近はそんな事ばかり考えている
🦍「ぼんさん、どうしたんですか?」
🦍「最近元気無いですけど…」
ある日、そんな事を聞かれたから、俺はこう質問してみた
🍆「ドズさん、俺が居なくなったら視聴者さんは
どうなると思います?」
🍆「ドズル社は何か変わると思います?」
🦍「え…?」
☃️「そりゃあもう、ぼんさんファンが発狂するやろ」
🦍「ぼんさんファンだけじゃなくって、視聴者さん皆がぼんさんを心配するんじゃない?」
🐷「ドズル社の面白さもぼんさんが居なくなると前より欠けますし」
🐷「ぼんさんはドズル社にとって大切な存在なんすよ」
🍆「…おんりーチャンは?」
影から無言で見ていたおんりーチャンにも聞いてみよう
そうしたら、想像もしない答えが返ってきた
🍌「ぼんさんが居なかったらドズル社は壊滅しますよ」
🍆「…え?どういう事?」
🍌「今の自分らは5人で“ドズル社”なんですから
誰か1人欠けたらもうドズル社じゃなくなりますよ」
あまりにもいつものおんりーチャンとは違いすぎる
答えに俺はしばらく思考が停止していた
だって、あのおんりーチャンがデレるんだから
…今、デレてないでしょって思ったでしょ?
おんりーチャンはこういう事を言うのでさえ珍しいんだからね?
だから、俺は今びっくりしてるのよ
🦍「逆に、ぼんさんはもし自分がドズル社メンバーじゃなかったら何してたと思います?」
🍆「うーん…何してたんだろうね」
🍆「なんもしてなかったんじゃない…?」
🍌「なんもしてなかったは駄目ですよ」
🦍「とりあえず、ぼんさんはドズル社にとって必要な存在だから」
☃️「ぼんさんが居るからドズル社が成立するんよ」
☃️「ぼんさんが居なくなったらおんりーの言う通りドズル社は壊滅する」
どうやら、皆にとって俺は必要な存在だったみたいだ
…まぁ、今見ている君には俺は要らないように見えるかもしれないけれど、
少なくとも今はドズル社メンバーの言ったことを
信じて、出来損ないなりに活動していくつもりだ
コメント
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わーっ! 超絶いいんですけど!?
心が温まる素敵な作品ですね!