「優夜さん!」
僕はガラッと扉を開けた4人中に居たが、一斉にこちらを見た
優夜「ん〜?急にどしたの?」
欠伸をしながら答える。
???「これが噂の楓って奴か?」
優夜「そうそう」
僕を見ながら話していた。中に居たのは優夜さん、鬼酒さん、怜さんと知らない人だ。再度よく見ると全員美形だった
鷹耀「自己紹介がまだだったな俺の名前は鷹耀だ」
そう名乗った。鷹耀さんは髪は藍色で目はどちらとも白かった
優夜「鷹耀は目が見えないんだよ。その代わり耳と鼻は良いけどね」
そう言いぼくに飴を渡して来た
優夜「今会議中だからバイバイ!」
そう言って半ば強引に追い出された。
「うわっ!重要な事聞き忘れてた!」
自分の記憶力の無さにウンザリしながら書庫に向かった
「ほへぇー此処が書庫かぁ」
僕は周りを見渡した周りは本本本…
???「何かお探しですか?」
横を見るといかにもという感じの服を着て眼鏡を掛けている司書以外の何者にも見えなかった。性別は…よく分からない
「まぁ、探していますけど…貴方はどなたですか?」
ここの人フレンドリーな人しか居ないの?過ごしやすいから良いけど
座仂「私は座仂と申します。ここの館の司書で、長所は記憶力がいい事。短所は本を傷付けたり破ったりした人には感情の制御が出来ないことですね」
最後の笑顔で言う事じゃ無いと思うけど
「あ、あの…」
座仂「何でも聞いてくださいね!出来る限り答えます!」
質問…していいのかな?でも本人が言ってたしいっか
「能力って何ですかー!」
僕は遠回しに聞く方法が考えられなかったため直球に聞いたが、それは間違いだったらしい
座仂「能力…何時何処で知りました?」
張り付いた笑顔でそう言った
「アッ…エットアノ」
僕は怯えてるのか言い訳を考えてるのか自分でもよく分からない声が出た
座仂「あっ!?大丈夫!怒ってないですから!」
僕を気遣ってくれたのかそう言った
座仂「言っていいのか分かりませんけど…私の能力は“脳内記録”ですね。ざっと100年前くらいまでの事は覚えています」
100年…結構長い…僕とは大違いだなぁ…
座仂「あ、因みに此方館に住んでおられる方々のリストです。お使い下さい」
一冊の本を渡された。リストと言うよりかは本に近い能力、生年月日、生きているかどうか、誕生日に性別…他にも家族構成や過去なんかも書いてある1人につき50ページは使ってあるだろう。だが一つだけ他とは違うページを見つけた
稲葉 優夜
性別:男 生存〇
能力、出身、生い立ち、過去等不明
と書いてあった。
「あの優夜さんのページは…」
最後まで言わずとも分かったらしい。答えてくれた
座仂「彼は警戒心が強く人をあまり信用してくださいません…ここに記されている方の中のごく一部…信用していらっしゃる方のみに話しているそうです。私も早く仲良くなりたいものです。」
しょんぼりした顔でそう言っていた。それを嘲笑うように調度良いタイミングで優夜さんの部屋から笑い声が聞こえた
「ま、まあしょうがないですよ」
僕はそう慰めておいた。それ以外出来ることが無かったからだ
座仂「あ、鈴音!例のものできた?」
僕の後ろにいる鈴音と言う人にそう呼び掛けた
鈴音「はい、完成まであと少しです」
鈴音さん…あった
性別:男 生存〇
能力“完全封印”:攻撃を無効化する
過去:親友が親に殺された
出身:アルカル
性格:人見知り
生年月日: 0107
2人が話していたので僕は隣のページに目を移した
ライド・ルーカス
性別:男 生存✕
能力“毒蛇”:毒蛇を操る
過去:毒蛇に噛まれ死にかけたが___
汚れていて続きが読めない…
出身:スカル
生年月日:1216
死因:殺害
殺害…残念だったな
座仂「楓くんこれを猫被り狐に渡して来てくれるかい?」
いつの間にかタメ口だし、まあいいけど
「分かりました。」
僕がそう言うと彼は付け加えた
座仂「注意事項は大量摂取しては行けないことだ」
僕は「はーい」とだけ返事をして狐仙さんを探しに行った
いた!やっと見つかった…
「狐仙さん!座仂さんが此方を渡せと言っていたので…どうぞ。注意事項は大量摂取しないことらしいです!」
そう伝えると子供のようにはしゃいで喜んだ
狐仙「ありがとう。と伝えておいてくれ」
あれ?僕雑用係?まあいいや
暫くすると断末魔が聞こえた。何事かと思い声のした方へ駆け上がった
「何がありました!?」
僕がそう問う
鬼酒「優夜が!優夜が!」
焦った様に言う
怜「主様が!小さくなりました!」
え?どういう事?意味がよく分からないんだけど…どういう事?分からなすぎて気持ち悪いんだけど?えっと優夜さんがちっちゃくなったの?聞き間違えじゃ無かったらそうだったよね?僕は確認をするために優夜さんをしっかり見た。思っているより緊急事態だった
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!