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ティア10歳 児童精神科医の先生もティアの両親もティアが見境なく行動することで幻聴をおそらく紛らわしているということには気づいていました。
ティアの子供時代、児童精神科での治療は遊戯療法が中心でしたが、ティアがあまりにも好きなように行動で振る舞うので、他の子供達からティアは疎まれることになってしまったのです。ちょっとしたゲームをやるにもティアはルールに従えなかったからです。
それでも成長するにつれて、知性が強くなっていったティアは、それゆえに幻聴の言葉にも苦しむようになっていった。「わたしの言葉を無視しやがって」「お前は本当に馬鹿だ、いいのか?」幻聴の言葉はティアの頭の中で響きティアとして考えることを邪魔してきます。しかも、黒い炎のような姿で触手をティアにからませてくるのです。ティアは行動で振り払い、やり過ごすのでした。