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3 - 大嫌いな人

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2024年12月01日

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四時間目が終わって 机の上を片付ける

鞄から 弁当箱を “ 二つ ” 取り出して 早足で 屋上に向かう


鼻歌を歌いながら 勢いよくドアを開けると 大好きな恋人 …

では 無く 、大嫌いな兄が 居た 。


屋上のドアを おもいっきり閉めて ドアを背にして 座り込む


「 まじかぁ … 」


弁当箱を脇に抱え 制服のポケットから スマホを取り出して 、

急いで 三人のメッセージグループを開き「 中庭に変更 !」と 送る 。


「 間に合うかな … 」と 不安になりながら 画面を見つめると 、既読が一つ付き まぜちから『 了解 。購買で パンだけ買いに 行ってきます 』と 返事が来て 安心する 。


後ろから ガチャガチャと 音が聞こえて 現実に引き戻される


ドアが開かれる前に 移動しようと 立ち上がると 、

目の前から 見慣れた 黄色髪が見えると同時に 後ろにスッ転ぶ 。


転んだときに 打った頭を押さえながら 視界を広げると 、とてつもなく怖い笑顔をしている 兄が居た 。


『 師匠 ! 大丈夫ですか ?! 』

「 ちょっと痛いけど 大丈夫 … 」


あっきぃが 慌てて 駆け寄ってきて 心配そうにしているのが かわいい子犬のように見えて 思わず 頭を撫でてしまう

「 ちょっと 師匠 !! 」なんて 反抗的な態度を取りながら 満更でもなさそうだ 。


『 … イチャつかないでもらっていいですか ? 』

「 イチャついてなんかないし ?? 」


『 嫌 、どう見ても イチャついてただろ 笑 』

この面倒くさい男は 兄の親友であり 、僕にとって先輩である さとみくん 。


『 なんや ころちゃん 、彼女おったん ?? 』


ニヤニヤとした顔で 話掛けてくるコイツは 僕の兄の付き人 。

なんなら 、僕とあっきぃ達が 付き合ってることを知っている 数少ない友達 


『 彼氏か 、彼女か 知らないけど 認めないからね ?? 』

そして 一番 面倒くさい この人が 僕の兄 。


「 恋人じゃないし  、あっきぃは 僕のかわいい弟子だから !! 」

「 てゆーか  、なんで 恋人作るのに 兄の許可が 必要なの ? 」


『 それは … 俺は ころちゃんの 親代わりみたいなもんだし … 』

『 大事な弟に 変な虫がつくと 困るし … 』


「 親代わりとか 馬鹿馬鹿しい 」

「 正直 そーゆーの 迷惑だし ? 」


「 今更なんだよ 、ばーか 」


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コメント

2

ユーザー

反抗的なころんくんも可愛い、😖💞 そしてめちゃくちゃ書き方上手いし、ぇ、ハート押しまくってくるね✌🏻

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