コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
康二は写真を見てくれた。俺は見られなかった。
🧡「確かにパン1やけど、にしてもえらい服散らかってんな。ファッションショーでもしてたんか?」
💚「ファッションショー?」
🧡「新しい服買ったらしたならん?1人ファッションショー。ほらでかいショッパーもある」
💚「あぁ…」
そういえば、翔太は今度ラウールと外で初デートだと言ってた。
上下ジャージサンダルで行こうとしてたから止めたっけ。
💚「翔太がめめの家でファッションショーしてたって事?」
🧡「わからんけど。買い物付き合ってめめも買わされたか、代わりに着せられたかならあるんちゃう」
💚「……」
可能性としてはなくもない。
🧡「疑ったんやろ?阿部ちゃん」
💚「うん…でももうちょっとやりようある気がして」
🧡「そらめめとしょっぴーが悪いわ、こんなカッコで寝落ちして。怖かったやんな」
あったかいうどんをすすりながら康二の優しい声を聞いていると、不安に固まった心が解けてくる。
💚「ありがと、康二」
🧡「後で変な言い訳してくるようなら俺呼びや、一緒に聞いたるから」
💚「うん。あっ、天とじうどんおいしそう!あるんなら教えてよ!」
🧡「メニュー読みたないって言ったん阿部ちゃんやろ」
康二と暖かい時間を過ごして、その日は帰宅した。