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#9 暗闇に落ちる前に

「私、要らないのかな…」

深夜0時、私は投稿ボタンを押した。自分が承認欲求の塊だとか、メンヘラみたいだとかは分かっている。この投稿で気分を害する人もいる。嫌いな人もいる。

でも私はなぜか投稿してしまう。様々なSNSで求めている。「みないで」と書いても本当は見て助けてほしい。これが本音だ。本当に見てほしくないのなら投稿なんぞしない。

広がる被害妄想はいつかの暇潰しだった。最初は「暇潰し」だった。暇が苦しくてやっていた。でももう抜け出せない。泥沼でしかないのに勝手に体を突っ込み始め、気づいたら体に傷がついている。窓の縁に腰掛け、下を眺める。怖い。

ふと上を見ると満月だった。こんなに美しく輝く満月は私みたいな奴とは大違いで、なんだか羨ましさも消えていた。でもよく考えたら輝いて綺麗に見えるのは、周りの暗闇のお陰だと気づいた。

なら、私みたいな奴でも本当に美しい人の引き立て役として役立てる。自分の存在を少し認められた。

でもこんな事をしている自分がイタく思えてきて、、気づいたら被害妄想が暴走していた。癖がやまいだれなのは、病気みたいだからなのだろうか、、。私は妄想癖なのかもしれない。

そして今日も深夜、助けを求めていた。

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