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どうも。黒留です。

今回は嫌われです。太宰さんと中也さん壱票ずつでしたので何方もします。

地雷の方は是非とも別の作品をご覧下さいませ。

それでは、どうぞ。


_______________________


何時からか

皆の優しい言葉が、に変わった。


私は新しい自殺方法を試していた。睡眠薬に少量の毒を混ぜた服毒自殺。やっと安楽死できるんじやないかと少し興奮気味に成って毒と水を含んだ。

然し一向にその気配は現れない。それどころか腹痛と吐き気、血圧の低下に伴う頭痛や目眩、痙攣等眠気はあるが痛さや其れ等の所為で眠る事が出来ない。辛うじて移動は出来るものの視界が悪く、携帯が何処に有るのか判らない。前傾姿勢でもいいからとその場に立とうとした時フラついた。

(あ、拙い。)

そう思った時、誰かに支えられた。耳鳴りの所為で声は聞こえ無いが、しかしどこか安心する様な感覚が有った。









目が覚めて直ぐ見知った天井が映し出された。あぁ誰かがきっと此処迄運んだのかと状況を理解し、起き上がる。

「まだ寝てな。」

隣から少し鋭い声が聞こえた。与謝野女医だろう。何時もの懲り懲りとした呆れ声では無く、鋭く怒りを帯びた声をしていた。

「…すみません。」

申し訳無さそうに謝ると、それは妾じゃないよ。と咎められた。後で皆に謝らないと。と俯いた。

暫くして医務室に乱歩さんが入って来た。何時もより少しピリピリしていて、無言で私の隣に座り沈黙の後に一言だけ。

「大馬鹿。」

と冷たく溢した。その時珍しく直感が働いて思った。**口を開いてはいけない、**と。

「君が睡眠薬に混ぜた少量の毒…あれ、トリカブトでしょ。」

俯いた儘の私を無視して話す。

「…トリカブトには、口唇や舌の痺れに始まり、手足の痺れ、嘔吐、腹痛、下痢、不整脈、血圧低下等を起こし、痙攣、呼吸不全に至って死亡することもある…君は本当に少量だったからあの程度で済んだ。」


何も言えない。矢張り乱歩さんはなんでも御見通しなのだ。

「…もう少し自分を大事にしなよ。君がどれだけ死にたくても、今も尚生きているならまだ死ぬ時じゃ無いって事なんだから。」

そう言って医務室から静かに出て行った。








_______________________

拝見有難うございました。

実はあまり長文は得意ではないのですが…今回はやりたかったのでやってみました。誤字等有りましたらまたお報せ下さい。

それでは次回もお楽しみに。

この作品はいかがでしたか?

1,451

コメント

1

ユーザー

うっっっわ最高すぎませんか?主様の言葉選び天才すぎて…もう語彙力崩壊しました…素敵な作品ありがとうございます✨✨

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