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『自慢のおに~ちゃん』桃×赤
第3話疲労
〜6時〜
桃side
はぁッ…この頃からずっとため息しかついていない…。仕事に追い詰められている桃です。何より赤とも話せてないし…どーすればええんや?青かあにきに相談しようかな?……いや、やめとこ。なんかちゃんと話聞いてくれなさそうだし…。
まずは赤と仲直りするところからだよなぁ…でも、タイミング全部逃したし喧嘩したのっていつだたっけ?ってくらい日にちが経っている。。。
赤覚えてるかなぁ… あいつけっこう天然だし?いや、流石にそれくらい天然じゃないか……。
夜ご飯を食べている最中に言うか!なんとかなるわ!!!(とっくに呆れている人。
桃)…さッ風呂に入るか~♪っと、
赤に何も言わず、着替えを持ちながらバスルームに移動した。
ドンドンドンドン…ガチャ
赤side
只今、大学の一ヶ月期間分のレポートが終わったので一階のリビングに降りてきました。レポートが思ったより早く終わったから桃くんに謝ろうと反省文を考えてきたら…!?!?なんとッ、桃くんがいませんッッッ・・・。(泣)
多分、お風呂に入っているんじゃないかな???お風呂の電気ついてるから…。
赤)桃くんと赤が小さかった頃は一緒に2人で入ってたなぁ…)懐かしい……
ずっと遊んでたから上がるとのぼせて、お母さんに怒られてたよね…。(笑)
小さな一つの思い出がよみがえりながらソファに寝っ転がり、暇なのでスマホを見て桃くんを待っておこうと考えていた。
キッチンを見るからに夜ご飯を作っている途中だと分かった…
赤)そういや赤、何も家の手伝いしてなかったんだ…。ゴホッ
あちゃ~と頭をかきながら反省する。
家の家事、全部桃くんにやってもらってて家を支えてもらってて感謝しかないけれど家事何もしないで、わがまま言うだけ言って、赤が機嫌悪いからって桃くんにあたって…どれもひどすぎて自分に罪悪感しかない…。
これも、ひと踏まえてしっかり反省して謝らないとッ…。。。
赤)ご飯作んのは絶対無理だから皿洗いだけしとこッ!! ケホッケホッ フゥ~
ここだけ言っとくけど料理はマジで大嫌いッッッ!包丁使うの手を切りそうで怖いじゃんッ!?
ガチャ トテトテ
あ!?桃くん帰ってきた!!!どうしよぉ”ッ!自然にしとこ。…。自然に。
桃)………
赤)…あっ!!!桃くんおかえ”り”ッ!う”ぅ”ん
桃)…wただいまwww……大丈夫???
赤)wうんw…大丈夫!大丈夫!ちょっと喉が痛いだけだからw…ゲホッ
赤)ッッッで”いうか、いつも桃くんにずっと家事してもらってるから赤もなんかやらなきゃな…って思って今、皿洗いしてる!料理中にいきなりごめんねッ?…(上目遣い)
桃)ッッッう”!う、うん。てか、こちらこそありがとッ!!!皿洗いマジめんどいからやってくれるとちょ~助かるんだよね!
赤)へへッ//どういたしましてッ!/// ゲホゲホ ゴホッ
桃)wんふッッッ!www
仲直りはできてないけど、ちょっとだけ桃くんと話せて良かった…。
めっちゃテンション爆上がり(MAX)でうれぴよまる!))。う”ぅ”ん.嬉しい!!
まるで、さっきのの不安は消えたかのように。。。
桃)……じゃあ、今から夜ご飯作るね…。
赤)はーい…。
桃くんが夜ご飯を作ってくれている間はソファで静かに座っていることにした。桃くんに言ってないけど、食器を洗い終わった後急に頭痛が激しくなった。倒れそうになったけどキッチンの手すりに無理やり手をつけたせいで助かった。。。
あぶねッッッ…桃くんに心配をかけることになりそうだった。もう、迷惑はかけられないッ.
桃side
よしッ、最後にケチャップをかけたら……っと完成ッ!!!
桃)赤ー?ご飯できたよ…?…あぁ”~~~~w
赤)…スゥーーー…スゥーーー……
桃)ぇあ、すぅ~ もしかして…寝た???w
はい、みなさん。こちらを見るとご覧の通り赤くん…見事に爆睡でございます。(笑)
まぁ、大学のレポートや喉が痛いだの何だの言って疲れてたもんな。。。喧嘩も俺としたし……。
赤)スゥーーー………スゥ…
桃)だよね…。さぁ~て、どうしましょうッ?
さぁ、始まりました。ここからが問題。つい、赤の寝顔が可愛すぎて寝かせ続けようと考えているけど……
桃)….うん。寝かせとくか。
的中に赤の寝顔に負けました。。。
まぁ、理由もちゃんとあって…起こすのもかわいそうだし…。ご飯は起きたときに食べさせたらいっか。。。言うて、まだ7時半だし…いいよね?
赤の顔を1分じーッと見つめていると、やっぱり顔立ちが整っているッ!)肌つるつるやんッッッ
桃)相変わらずイケメンで主人公ってオーラが顔から溢れてるもん…w…
ぱちくりのまる目にきれいな瞳。。。
学校でモテてんのかな…?いや、こんな顔だったら”俺みたいに”惚れるだろw…
赤)…う”ぅ~ん..う”ぅ”ん
関係ないことを色々と考えていると、それを「うるさいッ!!」と怒ったかのようにうなり声を上げた。
桃)……!?…ww
桃)ごめんwごめんw…
「ごめん」と謝りながらやさしく赤の頭を撫でる。
まだ、喧嘩は終わっていない…。治まっただけだから……けど、謝るチャンスが多くなってきた…!それは俺にとってとても嬉しいことだ。今日、”何があっても”赤に謝るって決めた。
その神様から降りてきたチャンスをたくさん…いや、全部逃していたのかもしれない。。。大人の社会では同じ失敗は許されない…。
だったらそのチャンスを受け取るまで俺は諦めないッ!絶対にとってみせるッッッ!!!
赤)ゲホゲホッ ゴホッ
桃)・・・・・・?…
まじで大丈夫かな?赤。喉が痛いって言ってたけど…ものすごく辛そうな顔をしている…
俺も心配になってきたんだけど。。。だって明日、学校じゃないッ?行けるんかッ!?!?
目元も少し腫れている感じがする…。え?俺が知らないだけ??? 赤、泣いてたっけ???
う~ん…俺には解けない謎が多すぎるッ!!とりあえず、赤をどうにかせねばッッッ
桃)スゥーー・・・ぁえっと…とりま、おでこ触ってみるか?
熱の可能性とかありそうだしね…。
前髪でおでこが隠されているため、起こさないようそーッと赤の前髪を端に寄せる。
ピトッ
桃)……んぇ?何?熱すぎるんだけど…えーと、もう1回失礼しまぁ~す。
ピトッ
桃)…うん。熱あるわ…。俺の手の平が暖かいだけじゃないよねッ!…
体温計がなくても分かるくらい熱い。
赤)う”~ん…はァ~はァ……
桃)段々、熱上がってきてるっぽい…。
冷静になれッ!俺ッ!
桃)フゥー…とりあえず…スゥー、静かに移動させるか。。。
桃)いけるかなぁ…???まぁ、ノリでやればいけるやろッ!!
桃)ちょっと赤くん失礼しますねぇ~?。
ヨイショ
「赤ごめんな~」と何度も謝りながら赤をお姫様抱っこをする。
桃)・・・かるッッッ!!!
バッッッ
桃)はッッッ!?!?やべ~、マジ焦ったー…。…あぶなッ……。
赤が軽すぎることに衝撃を受けて、一瞬落としそうになったわ…ッッッ。ギリギリセーフッ()
桃)ご飯しっかり食べてる!?もともと少食なのは知ってるけどさ…流石に軽すぎるやろッ。もっと餌付けさせないとッッッ。。。
赤)う”ぅ?ん”ぅ”?? ゴホッゴホッ
桃)あぁあぁw…ごめんなさいね~?
つい、びっくりしすぎて大きな独り言をずっと言ってた(笑)
前みたいに落ちないよう、赤の後頭部をがっちりと押さえて、軽い身体を支えながら一緒に階段をゆっくりと上る。赤の部屋の前に立って両手がふさがれているためドアを、開けられないから足で思いきり蹴ったッ…
ドンッ
ガチャ キィィィ
桃)はぁッ~!やっと着いた!!
ボフッ
赤をおとしやかにベッドに寝かせる。赤が寝ている間に急いで薬や冷えピタを冷蔵庫にあるはずだから取りに行こ。。。
桃)ちょっと待っててね?…
赤の頬をそっと撫でた…。