〔 ◨◨ side 〕
花奈 「 そ…….っか、だから右目が見えないのね。 」
五条 「 少し見えるとかじゃなくて、何も見えない? 」
花奈 「 うん、真っ黒。 」
パッと見る感じ、変わんないんだよなぁ
目は動くみたいだし、
ホントに視力だけ無くなったんだなぁ。
でも、両目じゃなくてよかった、
両目だった場合、五条の目をほじくり出して私の目にしよ。←
グチョ クチョ!みたいな。( ←音リアルなのやめぇ、 )
五条 「 ……. 誰にやられたか覚えてる? 」
花奈 「 ん〜、ぼんやりとしか覚えてないけど、
えっと、緑髪?で、イケメン!!お前程じゃなかったけど、 」
五条 「 え、褒められた?! 」
花奈 「 褒めてない。← 」
五条 「 💢あっそ! 」
すぐキレんなよ、ハゲるぞ。
五条 「 …….。 」
花奈 「 何?モジモジしてんのキモイんだけど。← 」
五条 「 僕さ、前から言おうとしてたことがあるんだけど、 」
花奈 「 何? 」
え、重い話?実は自分、双子なんだ。とか。←
五条 「 俺さ、この3日間お前のことで頭いっぱいだった。
死んだらどうしようとか、意識が戻らなかったらどうしようとか、いろいろ心配してた。
赤の他人の俺が、だ。 」
一人称が。
ってか、顔近。というかコレ!床ドンならぬ、ベッドドン!?
いや、これはさすがに私の心臓が持たないッ!
五条 「 いつの間にか、こんな関係になってると思ってなかった。
” 呪い ” なのかもしれないな、 」
花奈 「 ご、じょう? 」
何をされているのか、よくわからなかった。
けど、次瞬きをした時に、五条の手が私の右手を取った。
すると、
花奈 「 …….! 」
五条 「 …….お前が好きだ、花奈。 」
右手の薬指に、花柄でシンプルな指輪があった。
そう言われると、私の心臓がドクンと跳ねると同時に、全身がボワっと赤くなった。
五条 「 料理が下手なとこ。
意外と頭良いとこ。
結構自分のとこたなに上げるとこ。
スマホどこ、とか天然バカなとこ。
全部好き。 」
またまた顔が赤くなる。
ダメだ。今此奴のこと直視できない、
え、てか、なんで私顔赤くしてんの?
好きでもないのに、なんで……………。
好き……………、
あぁ、私、こんな五条のこと思ってたのかな。
なんか、この人を抱きしめたいって感情が脳を洗脳してる。
花奈 「 …….し、仕方ないなぁ。五条の気持ち受け取っといてあげる! 」
五条 「 やっぱ可愛げねぇな、お前 」
私の口は、勝手なことばっか言っちゃうなぁ。