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蔵馬と私

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蔵馬と私

1 - 蔵馬と私 〜かくれんぼ編〜

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2023年10月19日

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〜第一話〜

「君は、強くて優しい子になるんだよ」

私は、自分のお腹の中に宿る命にそう呟いた。

約一年前

「蔵馬!」

『ん?なに?』

「ここ、すごく綺麗な場所じゃない?」

『そうだね。とても綺麗な場所だ。』

「ーーー!ーーーーーー?」

『ーーーー?ーーーー。』

私たちは、結婚式をあげようとしていた。

そのため、いろんなことを一から調べて、準備を進めていた。

そんな、日常の小さなことが、私と蔵馬にとっては、とても幸せだった。

でも、幸せの日々は、そう長くは続かなかった。

結婚式をあげて、同棲もし始めてやっと、6ヶ月を経とうとしていた時、私は妊娠していることが分かった。最初は、とても嬉しかった。蔵馬にすぐに報告したくて、急いで家に帰った。そこに一本の電話が入った。

??「もしもし?」

女の人の声だった。

「はい、もしもし」

知らない女「〇〇さんの電話で間違いないかしら?」

「はい。…あの、どちら様でしょうか?」

知らない女「あぁ、ごめんね。名前も言わないで。私は、羊華(ヨウカ)。あなたの夫、蔵馬の知人よ。」

「そうなんですか」

羊華「単刀直入に言うと、蔵馬と別れてほしいの。まあ、簡単に言えば蔵馬と、これ以上関わらないでほしいわ。」

ズキッ

「なんでですか?」

羊華「なんでですかって?笑えるんですけど。理由なんて、聞くまででもないでしょ。あんたは、”蔵馬の重荷になっているからよ。”」

ズキッ

「…蔵馬の…重荷…?」

羊華「ええ、そうよ。」

羊華さんのあの言葉が胸にすごく刺さって忘れられなかった。そこから、何を話したのかも全部忘れてしまった。

でも、一つだけ覚えていることがある。

それは、蔵馬と別れることを羊華さんと約束を したことだ。それも、条件付きで。

羊華さんと約束をしてしまった以上、破るわけにはいかない。みんなを守るため…

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