ーーーリビングーーー
赤「これは……あ、ちょうど桃青が水族館行ったヤツあるよ」
青「それ!大きい水槽のやつない!?」
赤「えーと…これかな」
青「それ!ほら!こんなにいい笑顔なのに」
赤「ほんとだ…目がキラッキラだ」
青「今日行っても全然してなかった」
赤「大人になったからじゃない?落ち着いたとか」
青「じゃぁ、これ見て」
(今日行った水族館の桃の写真を見せる)
赤「!!」
橙「これや!おれが怖いて思った桃にぃの目!」
黄「真っ暗です……」
青「どう?わかった!?ココ最近…いや多分結構前からだと思う……」
赤「っ……なんで」
青「分からない……でも……桃くん前に疲れたって言ってた……」
赤「何に……?」
青「分からない……けど……悪い意味だと思う」
赤「……」
桃「何見てんの」
青「ビクッ、桃くん!?」
桃「もうすぐできるけど」
黄「桃にぃ!これみてください!」
橙「今日行ったところやで!」
桃「…………アルバム?」
黄「ここにキラキラの桃にぃがいるんです!」
桃「キラキラ……?あぁ、青が言ってたヤツ?」
青「うん、これ」
桃「…………」
……何も見えない。
俺の顔ドロドロに溶けて見える……
黄「ね?キラキラでしょ?」
桃「そうか?」
青「すっごい目がキラキラだよ」
桃「…俺には分からないな」ニコッ
赤「!!」
青ちゃんが言ってたのこれか…!
橙「えー!てか桃にぃ、こんな可愛い頃あったんやな!」
紫「なーにしてるの?」
赤「わ!紫兄!!帰ってたの!?」
紫「わー!懐かしいの見てるね!桃ちゃん可愛いっ!!」
桃「そんなにか?」
紫「うん!可愛いよ!」
黄「見てみて!こっちもあります!」
赤「あー!可愛い!桃青ツーショットじゃん!」
青「ちょ、僕のは見なくていいの!」
橙「可愛いで?青にぃ!」
青「だまれー!!」
桃「……」
みんなの顔が……溶けていく……
紫「桃くんは見ないの?」
桃「…………」
紫兄も、ドロドロ……今どんな顔してんの…
紫「桃くん?」
桃「…え、あ…なに?」
紫「見ないの?アルバム」
桃「……夜ごはんできるし、紫兄も帰ってきたし準備してくるよ」
紫「お!今日は桃くんの夜ご飯なんだ!」
赤「桃くんがやってくれるって言うからさ、甘えちゃった」
紫「楽しみだなぁ」
桃「待ってて」
紫「桃くん何かあった?」
赤「うん…何かあったっぽい」
青「桃くん、笑顔作ってるんじゃないかって今話してたの」
赤「俺も今気づいた…このアルバム見てさ」
青「こんなにキラキラ笑ってるのに……今は笑ってるのに瞳の中は真っ暗で……」
紫「そっか……ならみんなでどこか行こうか?」
赤「え、紫兄仕事は?」
紫「有給取れたんだー、だから海とか行く?」
橙「いきたい!!」
黄「行きたいです!!」
紫「桃くんも楽しめれば素で笑うんじゃないかな?」
青「……そう簡単に行くのかな」
ガシャーン
赤「うぇ!何!?」
紫「桃くん!?」
ーーー桃sideーーー
桃「よし……これで綺麗に……え?」
何でこんなドロドロしてんの……
確かに綺麗に焼いて……
桃「っ……どうしよう…こんなの食べられないっ」
なんで……俺、料理できてたのにっ
桃「こんなのっ……」
いらないっ!!
ガシャーン
桃「はぁっ……はぁつ……あ…」
赤「どうしたの!?」
紫「桃くん怪我は!?」
桃「……な、ない…ごめんなさい」
お皿割っちゃった……
キッチンも汚した
赤「どうしたの?」
桃「ごめんなさい、片付ける……」
絶対怒ってる……表情見えないっ…
紫「桃くん、少し休みな?」
桃「えっ……?」
紫「家のお手伝いすごく頑張ってくれてるんでしょ?だから少しお休みしよ?」
桃「なんでっ…」
なんでそんな事言うの?
俺が使えないから?おかしいから?
紫「ここは俺達が片付けるから」
赤「青ちゃん、この出来てるやつだけ持ってちゃって」
青「わかった」
桃「青待ってっ!」
青「え、何!?」
桃「綺麗にできてないのっ、それ!だから駄目!」
青「え?めっちゃ綺麗にできてるよ?」
桃「え…だって……ドロドロ……」
青「ドロドロ?めっちゃフワトロだけど?」
桃「……なんで」
俺が見た時…汚かった…
今も汚いのに
赤「桃くん、休も?」
橙「桃兄お部屋行く?一緒に行くで?」
黄「行きましょ、桃にぃ」
(腕を引っ張って連れていく)
桃「…………」
赤「やっぱおかしいね」
青「でしょ?」
紫「今の桃くん危険かもね」
赤「どうして……」
青「桃くんに正直に話してみる?」
赤「話してくれるかな……」
紫「ちゃんと話そう」
コメント
2件
赤くん達も気付いてくれた!! 桃くんが救われますように🙏 続き待ってます!!
続き待っいます♥