テラーノベル
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がらららら、教室のドアを開ける。
「 おはよー。」
と、挨拶をすると、
「 おっはよ!」
「 はよ〜。」
明るい声が耳に入ってくる。
… もちろん、暗めな声もあるが。
「 うわっ、今日も気持ちわりぃ〜 」
「 だよね〜 ww 」
こーいう声が聞こえてくる度に、
( はぁ、)
と、心の中でため息を着く。
いつの間にか、明るく天然な自分を表として、ひとりぼっちな自分を裏としていた。
「 あ、ねね。」
「 んどうしたん?」
「 〝 おんりーさん 〟という人知ってる?」
「 おんりー … 。あ知ってる知ってる。」
「 あれでしょ、あれ〜、」
「 星見尊さんの息子さん、でしょ。」
「 っえ、」
「 お母さんが有名な女優さんなんでしょ?」
「 は、」
「 確か〜、星見眩さん、だっけ。美人さんだよねぇ〜。」
え、ちょっと待って。そんなすごい親の息子さんに助けて貰ったの? 僕。
てか、星見眩さんとか星見尊さん、世間知らずの僕でも聞いたことあるくらいだし。
「 おんりーさんといえば学年1の座をずっと取ってるよね、」
「 さっすが、有名両親の息子さん、なだけあるよ。」
「 ふ〜ん … 。」
「 相変わらず興味無さそうだな w 」
「 おんりーさんって何組か知ってる? 」
「「「 ……… え、えぇえ!? 」」」
「 あのおらふが人に興味を持った!? 」
「 ありえんって … 。」
「 早く教えて w 」
「 えーとね、確か2年3組。」
「 おけ、わかった。」
「「「 ????? 」」」
昼休みになったら言いに行こう、「僕を助けて大丈夫でした」、って。
あとは ─── どうして僕を助けたのか。
『 気付いてたら助けてた 』の意味は、って。
主から
毎日投稿2日目!もう一本5時頃投稿します!
コメント
3件
qnチャンそんなに……有名な家柄だったのか…w 凄すぎやぁ……!✨✨ orはやっぱりqnに恋したんかなぁ…?分からん…… もう一個の方は明後日に見られそう……悔いる(?)