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ぐへへ()
(万事屋・昼下がり)
新八「……結局、耳としっぽは消えないままなんですね。」
彩音「まぁ、害はねぇしな。」
神楽「むしろ耳ピコピコしてカワイイアル!」
彩音「うるせぇ。触んな、変なとこまでゾワッとすんだよ。」
(銀時:新聞を読んでるフリをしながら、チラッチラッ)
銀時(心の声)「……平常心。平常心を保つんだ銀時。見慣れりゃどうってことない。あれはただの耳だ。アクセサリーだ。現実逃避でも幻覚でもなi——」
(彩音:しっぽで机の上の茶を倒す)
銀時「——あっぶね!ほら見ろコラ!耳も尻尾も現実だろうがァ‼︎」
彩音「あ、ごめんごめん。いや〜動くんだよ勝手にコレ。」
銀時「勝手に動く!? オート彩音かお前は!?」
新八「銀さん、茶が零れてるんで拭いてください。」
銀時「俺の心の方が零れてるわ‼︎」
(場面:銀時、外出中)
銀時(心の声)「……やべぇ。あいつの耳、ピクッて動くたびに頭おかしくなりそうだ。なんだあの反則的モーション。ジャンプでやったら打ち切り案件だぞ。」
(通行人)「おい坂田銀時、独り言キモいぞ。」
銀時「放っとけェ!!」
(万事屋帰還)
彩音「お、銀時。帰り——」
(ピョコピョコ動く耳、しっぽふりふり)
銀時(心の声)「……平常心……平常心を……」
(しっぽが銀時の腕に巻きつく)
銀時「平常心を保つんだ……やっぱ保てるわけねーだろォ‼︎‼︎」
新八「出たァ!銀さんの理性崩壊テンプレ‼︎」
神楽「しっぽひとつでダメにできる女、彩音アル。」
彩音「いや褒めんな。てかお前ら、助けろや!」
銀時「もう無理だァ‼︎俺もう耳フェチとかじゃねぇのに目ぇ離せねぇ‼︎」
彩音「……だから触んなっつってんだろォ‼︎(拳)」
(ドゴォ!)
新八「理性より先に銀さんのあばら折れた……」
(夜)
(屋根の上で風に吹かれる彩音)
彩音(独り言)「……ったく、なんで戻らねぇんだよ。」
(後ろから銀時登場)
銀時「まぁいいじゃねぇか。耳くらい。……似合ってんぞ。」
彩音「……は?」
銀時「(そっぽ向きながら) だから似合ってんだよ‼︎聞き取れなかったら二度と言わねぇぞ‼︎」
彩音「ふーん……ま、ありがとな。」
(しっぽが軽く揺れる)
銀時(心の声)「……ダメだ、今の揺れで寿命5年減った。」
さあ!猫耳彩音はどうなるのでしょうか!