💜side
目 ふっかさ…
深 あ、佐久間ー?ちょっと待っててー!
目 あの、ふっかさん…
深 あ、わりぃ、もう帰るわ。
最近断りすぎて、もう慣れてきた、なんて言ったら嫌われるだろうか。…いや、もう嫌われているか。俺も、前よりかは目黒に目が行かなくなった、…多分。いや、パフォーマンスではつい目に行ってしまうが、プライベートでは関わる事も無くなり、目黒の笑う顔を見たのがいつかも、忘れてしまった。皆からは、俺の顔色がどうのこうの言って、心配して来たが、俺は全部 大丈夫 で通している。 分かってる、目黒不足でもう身体が限界を迎えてる程依存していた事なんて、もう分かりきっている。…けど、今更仲良くしたって、何様だ…と思われるだけなのは目に見えている、自分の身体がズタボロになろうと、俺は目黒から離れないといけない、絶対に、
そんな事を考えている内に視界が反転した。気付かなかった。俺が倒れている事なんて。そして視界がボヤけ意識が飛ぶ寸前に、俺の大好きな声が届いてきたような、、そう思いながら俺は意識を飛ばした。
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深 ん、…、、?
目が覚めて視界に入ったのは、真っ白な天井。今にも手を伸ばしたくなる様な、眩しい光。
あ、俺…生きてたんだ、、
やっと実感できた頭の痛みに、生きている事を確認した。それと同時に、部屋のドアの向こうからジタバタと走ってくる音が聞こえ、ガラガラ、とドアが開いた。驚きながらそちらを向くと…目黒がいた。
深 …め、ぐ…
目 ふっかさん、!!
勢いよく抱き締めてきた相手に少し ドキ、としたが何も無かったように相手に問いかけた。
深 めぐ、ろ…、?
目 はぁ、…っ、よか、った…、、っ、
鼻を啜りながら話す相手は、抱き締められているから分からないが、…泣いているのだろう、嬉しかったけど、そういう意味で泣いている訳ではないのは分かっているから、よしよし、とあやす様に頭を撫でた。相手が泣き止んだかと思い頭から手を話すと、口を開いた相手は言った。
目 ふっかさん、…俺の事、嫌いになったっしょ、?
突然の事に、体の全てがストップしたような感覚に陥った。そして相手に、 は? と返すしか方法は無かった。
目 だって、ご飯誘っても断ったり、話しかけても スルーしたり、、、
…確かに、言われてみれば思い当たる事しかない。けど、仕方なかった、目黒と目が合うだけで、ドキドキしてしまって、今はずっと見詰められている為、相手の視線から抜け出す事は出来ない。この状況から早く抜け出したいのに、…
深 そ、それは…別に、たまたまだろ、、
相手から目を逸らし、下を向きながらも述べた。目黒の顔は、悲しそうで、今にも泣き出してしまいそうな、、そんな顔だった。やめろ。泣かないでくれ、余計に期待しちゃうから。そう思い 帰って、と言おうとしたら、目黒が口を開いた。
目 ふっかさん、俺の好きな人ここで言ってもいいですか、
深 …っ、や、良いから、言うな、!!
慌てて相手の口を塞いだ。今精神的にもやられてると言うのに、今言われたら、俺がどうなるか分からない。もしかしたら相手を傷つけてしまうかもしれない。
深 お願い、だから、…っ、もう、苦しませないで…、ッ
コメント
4件
えっ…えっえっ!!これはっ…絶対続き読まないといけない やつじゃないですか!!もう本当に絶対読ませていただきます! ハート沢山押させていただきます!
めっちゃよかったです!続きが楽しみです!