そして朝になり真は地下牢へと向かった
「おや、ルードさん!奴隷の購入ですか?どうぞお通りください」
ルードは見た目通り地位も高い方なのは分かっていたが元は拷問も受けていたのにこの扱い、きっと周りに優しさを撒いたのだろう
「ここが地下牢ですか、あまり考えていたのと違いますね。」
真はその光景を見て少し驚いた普通奴隷などがいる場所を皆が思い浮かべるとするなら牢獄の中であるが奴隷達はずっと働いていた鍛治や水浄化など様々な役割を持ち働いていたそして奴隷達の殆どが子供であった
「では、真さんこの人達の中からお気に入りの子を見つけたら連れて行きましょう」
(悩むなぁ…じゃあ鑑定でも使って強く可愛い子持ち帰るかぁ…)
だがそこの奴隷達は強いとは言えないステータスであり街の兵士1人よりも弱かった
(うーん失敗かぁ奴隷に期待なんてしてた俺が馬鹿だったか、ん?)
真は獣人の女の子のステータスが少し妙なことに気づいたそこにはスキル:シールドレベルEXというものがあった
「初めまして、君名前は?」
獣人の女の子は驚きどこかに行ってしまった
(うーん、ちょっと最近決断力だとか自分の心の幼さのせいで人とどう接すれば良いか分からない…そんなもので周りに迷惑はかけられないな)
「ルードさんシールドとは何でしょう?」
真はルードに質問をかけた
「あぁ、シールドには種類があります初級、中級、上級、極、EXシールドの強さはこのようになっています。」
「そのEXというのは?」
「EXは強いには強いのですが、上級の硬さと変わりません、何故それがEXなのかというと絆という称号を手に入れないと本当の力を発揮できないのです。」
「その力とはどのような物なのですか?」
「どんな攻撃も一度なら絶対に無効化できるという物です。ただこの世界でシールドを使ったとしてもシールドを出せる時間は限られているので強いとは言えませんね」
「そ、そうなんですか。」
(でも奇襲には役立つと思うんだけどなぁ)
「ただシールドを保てる時間はその人の魔力消費量により変わります」
「そうなんですね!」(なら俺が魔力を与え続ければ!)
真とルードは一度部屋に戻り翌日魔力生成、ヨガのようなものをし地下牢へと向かった真の目的は昨日の獣人の子シールドの強さに真は気づいた
「迷惑だと思うけど単刀直入に言うね俺と一緒に旅に出ない?」
「何で?」
「実は俺は魔王に狙われてる…というのは正直言ってどうでもいい、俺は旅を楽しみたいんだ世界を旅し魔物、魔族、ひt宗教を討伐破滅それに立ち寄る街でのいろんな人との楽しいはずの交流、君は嫌でも俺は何故か君をこの旅に連れて行きたいんだ別にこの旅が伝説になったとしても風化してしまうかもだが来てはくれないか?」
「自分勝手、楽しそうだけど自分はこのままで良い、」
「どうしてだい?」
「私はそうやって楽しそうに旅をする者は死んでいく、これはほぼ決定事項のようなものだから貴方は弱い」
「街の兵士よりは全然強いよ!」
「馬鹿なんだね、兵士はそこらの魔物より弱いあと貴方は魔王と戦っても負けるしかも貴方は知っているの?兵士は弱かったでも宗教は別物あれは人だけど呪いのような加護を得ている完全体や不完全なまま加護を得たものもいるでも、貴方じゃ誰も倒せない」
(嘘っだー!兵士より強い人?勇者くらいだろう宗教が強いって笑えら冗談だよw)
「じゃあ君は俺がどんな人なら着いてきてくれる?」
「優しく、強くそうでないと着いてはいけない」
「じゃあ宗教の誰を倒せば良い?」
「司教、それか貴方じゃ勝てないだろうけど教皇」
少し不安そうな顔をしたルードに真は聞いた
「ルードさん司教や教皇の強さってざっとどんなものか教えてくれないでしょうか?」
「なるべく関わってもらいたくなかったのですが…司教は国一つを滅ぼせる程の力を有しており教皇は司教をまとめる更に上の層の人です。ですが真さんでは敵いません」
「何故ですか?」
「司教はもし勝てたとしても教皇は司教全てを倒さないと倒せませんしかも教皇には司教No.1希望がいます。ちなみに何故希望という名なのかというと司教達は名前が明かされていないのです唯一名前が明かされた司教は司教No.6アイ、本名をライゼルト・リューデル彼は優しかった私も会ったことがあります。」
「え、司教なのに他の方は優しくないんですか?」
「何故真さんが司教が優しいと思っているかは分かりません、司教は残酷な感情の持ち主達のはずです。」
「じゃあ何故リューデルさんは優しいと?」
続く
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