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「あなたの隣いつでも奪ってあげるから」
いつかのちょっとした冗談
別に貴方に気があった訳でもないし
貴方の彼女になんてこれっぽっちも興味が無い
ただの好奇心だったの
好きでも無い、ただの友達
私はそんなことを言ったなんて忘れて
毎日笑って、寝て、。
貴方と元から接点があった訳でもない
クラスも違うし、ラインだってよろしくスタンプだけ、共通の友達も、趣味もない
ただすれ違うとき挨拶をかわすだけだった
ベッドで溺れ合う仲になるなんて思わなかった
そんな悲しい顔して触れられちゃ拒めないじゃない
気持ちよくなんて無いし、終わればさようなら
それでも涙が出てしまう
生理的な涙か、感化されたものか分からなくて
拭われるのがどうしようもなく苦しい
私を通して見る彼女はどんな顔してるのかな
暗闇で見えないあなたの輪郭に沿って指を滑らせる
口角が上がって笑った気がした
ねぇ、今どんな顔してる?