どうしてこんな残酷な世界に生まれてきたのだろう
ふとした時、そう思うことがあった
弱者は強者の下に。
脅威的な力にひれ伏し、地を舐め、這いずり、自由を求める
そうでもしなきゃ、存在さえ認められない
みんななにかに縋って、いつまでも親離れしない子のように
いつの間にか歩き方を忘れ、自我を捨て、犬のように従順になる
私はこの世界が嫌いだ。
生きることが苦しい生になんの意味があるのだ
生まれて、世界を綺麗など思ったことがない
青空も曇って見えるほど歪んだ心には何も映らない
地獄のような日を耐え、涙を噛み締め、他者を蹴落とし、自分を忘れていく
この生になんの意味があるのだろう
地獄に自ら落ちる生き方など、生きているというのだろうか
もう一度、その温かさに触れたい。
貴方の優しい口付けが欲しい
柔らかな笑みが見たい
美しいその瞳に私を映してくれ
貴方が私の縋るものだったのだから…。
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