動悸が激しくなり、全く治まらない。単なる偶然に違いない、そう分かってはいるのだか納得が出来ない。これはただの猟奇的な殺人事件なのか？何故このタイミングで、なぜこの街でこんなことが起こる？このままでは自分を見失う、そんな恐怖を感じ、人目を憚りながら家路を急ぐ。何だ、何が起こっている？

頭の中であの写真がぐるぐる回る、ぐるぐるぐるぐる回りあの男が私を見ている！何だその顔は、下半身の肉を殆ど削ぎ落とされた身体で俺に何をするつもりだ！

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日記が呼んでいる。そうか、まだ途中だったな。