スマイル「全部の…能力が……」
ゾム「ッ…!気持ち悪いやろ」
スマイル「い、いえ!あの…」
「…むしろ、羨ましいなって」
ゾム「…へっ?」
スマイル「だって、俺は無能力なので」
ゾム「…」
「君も、俺と”同じ”なんか」
…この言葉の意味は痛いほど分かってしまう
“俺たちは、この世界に必要とされていない”
スマイル「…そうですね…。」
「小さい頃から、いじめなんかはよくありました」
ゾム「俺は、周りに気味悪がられたなぁ…」
「俺は本当に化け物なのかもな…」
スマイル「…?」
ゾム「…少し昔話でもしよか」
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
~ゾムの家(過去)~
ゾム(幼少期)「お母さん!今日の夕飯はハンバーグがええな!」
ゾム母「ゾムはほんとにハンバーグが好きやなぁ」
貧乏ではあったが、俺は幸せに暮らせていたと思う
いや、幸せだった
…この時までは
ガチャ
ゾム(幼少期)「あ!お父さんや!」
いつものように迎えに行くと黒スーツの男数人が俺の家に入ってきた
ゾム(幼少期)「だ、誰や!?お前ら!」
男「ガキは捕らえておけ」
「女はいらない」
そう言われた男は俺の事を縛ろうとしてきた
ゾム母「その子を離して!」
バンッ
ゾム(幼少期)「お、母さ…」
母は俺の目の前で撃たれ殺された
コメント
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好きだぁぁぁ!!