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照が支社へ戻るまで、あと一週間。
本社では送別会が開かれていた。
「岩本さん、お疲れさまでした!」
「また一緒に仕事しましょう!」
💛「ありがとうございます」
照は一人一人と握手を交わす。
半年という短い期間だったが、本社にも大切な仲間ができていた。
────────
一方、支社。
目黒は以前と変わらず仕事をしていた。
いや。
前よりも少しだけ距離を取るようになっていた。
💜「目黒、この資料お願い」
🖤「はい」
💜「困ったら呼んで」
🖤「大丈夫です」
辰哉は少し首を傾げる。
(なんか最近遠慮してる……?)
気にはなったが、仕事が忙しく、そのまま時間が過ぎていった。
────────
終業後。
「深澤さん」
目黒が声を掛ける。
💜「ん?」
🖤「少しだけ時間もらえますか」
会社近くの公園。
ベンチに二人で座る。
少し沈黙が流れたあと、目黒が笑った。
🖤「俺」
🖤「深澤さんのこと好きでした」
辰哉の目が大きく開く。
💜「……え?」
🖤「過去形です」
🖤「もう諦めました」
辰哉は何も言えない。
🖤「最初は尊敬でした」
🖤「でも、いつの間にか違ってました」
🖤「ちゃんと失恋したかったので」
🖤「伝えました」
辰哉はゆっくり息を吐く。
💜「ごめん」
🖤「謝らないでください」
目黒は笑う。
その笑顔は少し寂しかった。
🖤「俺」
🖤「深澤さんが好きになった人なら」
🖤「勝てないって思いました」
💜「……」
🖤「だから」
🖤「これからはちゃんと後輩に戻ります」
辰哉は静かに頷く。
💜「ありがとう」
💜「話してくれて」
🖤「こちらこそ」
目黒は立ち上がる。
🖤「最後に一つだけ」
💜「うん」
🖤「その人のこと」
🖤「幸せにしてください」
辰哉は優しく笑った。
💜「もちろん」
その返事を聞いて、目黒も笑った。
今度こそ、吹っ切れた気がした。
────────
その夜。
辰哉は照へ電話を掛けた。
💛「もしもし?」
少しだけ迷ってから話し始める。
💜「今日ね」
💜「目黒に告白された」
電話の向こうが静かになる。
照は驚いたものの、声は落ち着いていた。
💛「……そうか」
💜「ちゃんと断った」
💜「というか、目黒の方から『諦めます』って言ってくれて」
照は安心したように息を吐く。
💛「辰哉」
💜「ん?」
💛「話してくれてありがとう」
💜「隠す理由ないし」
その一言に、照は少し笑う。
💛「あと一週間」
💜「うん」
💛「帰る」
💜「待ってる」
二人はそれ以上何も言わなかった。
もうすぐ。
やっと隣で笑える日が来る。
♡500⤴︎
最終話と番外編…?
コメント
4件
うぇえ!?次で終わっちゃうの!?でも、次もめっちゃ楽しみ!

わぁーーー もうすぐ最終話なんですね! めめも素敵ですね! 切ないけど 諦めようって思えるほど ふっかさんが照しか見ていないのが伝わるなんて それも嬉しい
めっちゃ長いな!!? お疲れ様!! がち面白すぎるから何周もしてる🥹 まってるね!