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背徳の園へ ~姉と弟

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背徳の園へ ~姉と弟

6 - 期待を込めて

2025年08月01日

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※ ※ ※



――ユキちゃんが私のおっぱいを吸っている!?



まるで母親から授乳するかのように、ユキちゃんは一心不乱に乳首を舌で転がしていた。



私はその感触に、声を出しそうになるも堪える。



“気持ち良い”



私は感じている。実の弟に乳首を吸われながら、私は恍惚を感じているのだ。



母性本能とは違った感覚。



でも不快感など無い。



それ処か、もっとして欲しい。もっと激しく、強く吸って欲しい――と。



“チュッチュウゥゥゥ”



駄目! 声が出ちゃう――。



もしここで声を上げたら――目を開けたら、ユキちゃんはどうするだろう?



止める? それとも――



ユキちゃんの事だ。きっと罪悪感に苛まれて、この行為を止めるだろう。



でもそれは嫌だ。



ユキちゃんに呵責は背負って欲しくない。



だから私は、全てを受け入れてユキちゃんを抱き締めたくとも、ただ黙って目を閉じていた。



不意に乳首に伝わる、咥内の感触が離れた。



――もう止めるのユキちゃん?



もっとして欲しいと思う私は姉として、いや人として間違っているのだろうか。



ユキちゃんが吸うのを止めた事による、その疎外感に私はいたたまれない気持ちになっていた。



いっその事、起きてしまおうか?



そんな迷いの中の時だった。



「はぁ……はぁ……お姉ちゃん……」



“ガサガサ”



呟く荒い呻き声と共に、何か擦れる音が聞こえた。



私は気付かれないように、薄目で確認してみる。



「――っ!」



その光景に、また危うく声を上げそうになった。



ユキちゃんは自分のパジャマのズボンを下ろしていたのだ。



“ユキちゃんのおちんちん……また大きくなってる……”



風呂場の時と同様、そそり立つユキちゃんの男性器。



欲情して苦しいのは、すぐに分かった。



今すぐにでも起きて、私の手でユキちゃんを楽にさせてあげたい――。



「はぁはぁ……」



ユキちゃんの息遣いが、また一段と荒くなっていく。



私は微動だにしないまま、ユキちゃんの次なる行動を待った。



――でもユキちゃんは“それ”をどうするつもりなんだろう?



先刻風呂場では、私の手でユキちゃんの射精を導いた。



でも今は状況が違う。



あくまでユキちゃんにとって、私は寝ている状態。



まさか一人で自慰をしているのだろうか。



やはりここは私の手で。



まだまだユキちゃんは意味が分からず、一人で苦しんでいるかもしれないのだ。



私が意を決して起きようと――ユキちゃんを楽にさせようと、思った瞬間の事だった。



「あぁ!」



私の胸に“何か”が押し付けられた感触が伝わったのは。



「柔らかい……」



断続的に擦れる固くて熱いもの。そしてユキちゃんの呻き。



――まさか……私の胸に?



見なくても伝わる感触で分かる。



ユキちゃんは行き場の無い男性器を、私の胸で慰めていたのだ。



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