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テラーノベル(Teller Novel)
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ー30分前ー

「とても赤いなぁ…」と彩樹が言う。

私達は赤い湖の元へ来ていた奥から漂う病呪お姉ちゃんの殺気が来ていた。

「なぁ、ここから先の殺気…いくらなんでもやばくねぇか?初めてこんな殺気感じたぞ」と、彩樹は言った

「しかもボートもないしどうやって向こう岸に行くんだ?柚梨」と、彼は私に聞いてくる。

「私の近くに居てね、彩樹」と、湖に足を置く。

「おいおい柚梨、どうしたんだ?そうやったら沈むだ…ろ?」彼が目をしたのは湖の上に立っている私の姿だった。

「え?何故立ってられるんだ」と、彼は私に聞く。

私は「邪悪な汚染物質が入っている水は私の能力だとそれを拒否するから立てるんだよ。」と、言った。

彩樹はまだ困惑したままだったが、そのまま私達は湖の上を歩いていった。

周りに魔物がいたけど私の浄化パワーで消滅していくのであった。

進んでいると彩樹は血相を変え私に「急いでくれ」と言ってきた。

そして走ると大きい魚の下にボートがあってそこには…蓬お姉ちゃん達がいた。

そして彩樹は大きく飛び上がり

邪術 キリサキ」と、魚を切り裂く。

ザッブゥゥゥンーーー!

と、大きい水をあげ魚は沈んでいった。

彩樹はその水飛沫に当たりながら降りてくる。ゴホゴホと彼は体調を悪そうにして私の元にきた。私の浄化パワーによりなんとか回復したが

蓬お姉ちゃん達も水飛沫を喰らったのか体調が悪そうだ。

「彩樹、ボートを漕げる?それも全力で」と、言う彼は頷き一緒にボートを全力を漕いでゆく。

そして彼の全力があるのか向こう岸にやっと着くことが出来た。

私は岸につくと全力で看病した。

彩樹がかかった程度の水飛沫なら大丈夫だが、蓬お姉ちゃん達は水に浸かっていたから結構酷い…

だから私と彩樹は2人の目覚めまで只管待つのであった…


ここは?

あぁ、私気絶してたのか…

「…もぎお姉ちゃん…蓬お姉ちゃん…!」

あぁ柚梨の声が聞こえるなぁ…え?柚梨

そして私は目を覚ました。

そこには柚梨と彩樹が私の事を看病してくれたようだった。

死月も丁度起きた様だった。

そして私達がどうなっていたのか説明してくれた。どうやら水飛沫に浸かっていて体調を大幅に崩し気絶した様だ。

…とりあえず柚梨達には感謝しないと。

かといって彼女らはまだ子供だ。このまま病呪と闘わしたら…

そして彼は「ちょっといいか?」と、聞く。

そして「君達はどうしたい?」と彼女らに聞いた。

彼女は「もちろん…病呪お姉ちゃんを救う為だよ」

彩樹は「彼女がそう思ってるから僕は全力で守るつもりだ、だから一緒に行かしてくれ。」と、行った。

死月は「…蓬、いいんじゃないか?」と、耳元で囁く

そう聞いた私は悩みの末一緒に行く事にした。

そして私達は病呪お姉ちゃんのいる古小屋へと進んでゆく…

深淵の歪 第二章 第1節 狂った少女編

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