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【昼休憩が終了した3番視点】
『ヘイガイズ、アァユゥレディ!?色々やってきましたが!!結局これだぜガチンコ勝負!!頼れるのは己のみ!ヒーローでなくともそんな場面ばっかりだ!わかるよな!!心・技・体に知恵知識!!総動員して駆け上がれ!!』
会場のど真ん中にコンクリートで作られたステージ。待ちに待ったガチンコ勝負に観客の歓声が大きく湧き上がる。第一試合は緑谷出久と普通科の心操人使…いや、匠。の試合が始まろうとしていた。
結果はまぁ…緑谷出久が手加減した蝙蝠の超音波洗脳に気づいて勝った。よくやった、匠。二試合は轟焦凍と瀬呂範太。結果は轟焦凍が勝った。次は俺の試合は上鳴電気…うわぁ…絶対に先輩は出せない
『第三回戦!規格外過ぎる!もう人間じゃねぇだろ!ヒーロー科、常闇踏陰!! 対…いつもビリビリ!!ヒーロー科、上鳴電気!』
「よろしな!」
「あぁ…よろしく(ツクヨミ先輩、絶対出てこないでください。切実な願いです)」
(え?いや、いいけどなんで??)
「(光がダークシャドウの弱点ならその肉体の先輩に光がどんな作用なのかが分からないので出てこないでください)」
(いや、僕が年上だし… )
「(いつもお世話される側がなに言ってるんですか??)」
(はい、出てきませんm(_ _)m)
「(よろしい)」
『 START! 』
スタートした瞬間に上鳴電気は嫌な予感がしていたのか帯電全力ブッパをしたが鷹の爪には電気が通じないからできる限り優しく蹴って場外にした。観客から見れば突然3番が消えて上鳴電気が電気を流したと思いきやいつの間にかアホになった上鳴電気が場外に居る
「上鳴くん行動不能。常闇くん二回戦進出!」
『マジかよ!!早業過ぎだろ!』
飯田天哉とやってその試合は飯田天哉が目の前を通り過ぎた瞬間に鷹の爪でエンジンを壊して場外。
『準決勝第一試合!常闇対轟!』
『START!!!!』
開始時に分厚い氷の壁が閉じ込めてくる。
「小賢しい」
足を肩幅程度に広げ、足に力を一点集中させて氷の壁に向かって突き出した。途端分厚い氷の壁が縦に割れ、ガラガラと崩れ落ちる。
『コイツァーシヴィー!!氷壁を足で破壊したぁ!!どんな力だ!!』
轟焦凍に向かって進む。派手な個性ゆえに動きが大雑把。接近戦慣れしてないと今までの試合を思い浮かべる。左側を掴み、思いっきり顔面に殴り飛ばした。
「くっ………!」
「殴りは得意じゃない…」
苦痛の声を上げ、轟は白線に飛ばされそうになった体を氷の壁で防ぐ。3番は轟の位置まで移動し接近戦に持ち込んだ。目、鼻、首、足。急所を的確に突き、左側を重点的に狙う3番に顔を顰める。
「んでお前は”個性”を使わねぇんだ…?」
轟焦凍の純粋な疑問を聞いた観客はざわめいた。先程までの足技は全て”個性”を使ってないという事実を知ったからだ
「…お前の個性と俺のは今この場で相性が悪い。今は個性抜きの方がやりやすい。それともどうした?俺の苦手な手技がいいか?足技よりは苦手だ。お前は先程の試合から見るに過去で何かしらがあって右を使わないんだろうが…それが自分のためならばそれはただの我儘。本気でやるのかやらないのかはお前次第だが…右無しで戦えるほどに俺は甘くないぞ? 」
一瞬だけ炎を出したがスグに消した轟焦凍にイラッとしながらもまぁ子供のやることだとコンクリは壊せるレベルの俺の蹴りをまともに受けて場外になった
「轟くん場外!!よって常闇くんの勝ち!!」
『これで決勝は爆豪対常闇に決定だあ!!』
『決勝戦!爆豪対常闇!爆豪のラッシュが止まらねえ!!』
恐らく爆豪勝己は個性を一切使ってない俺にイラついているのかずっと爆破してるのでしれっと回避しながら納得してる
BOOOM!!
「人に向けたら危ないぞ?」
「うっせぇ!個性使えや!」
「だから、お前の個性と俺のは今この場で相性が悪い。今は個性抜きの方がやりやすい。と言ったハズだが??他のやつの言うことを聞かない反抗期か?」
「うっせぇ!!!」
「もしや…これがツンデレ??リアルツンデレは初めて見たな…観察していいか?」
「オメェやる気あんのか💢💢」
「ある。けれども相性があるのだから仕方ないだろ?俺の個性には意思があるから心配しない方がおかしい」
(後輩…)
「そんな風に思ってくれてたの?僕嬉しい!」
これまで気を使って出さないようにしてたのに…ダークシャドウの肉体で出てきたツクヨミ先輩。思ってたのと全然性格が違う奴だったのか爆豪勝己はフリーズしてるけども、最初に言いたいことは……
「…歯を食いしばれ?蹴り殺す」
「いや殺される威力だと食いしばるだけでなんとかなるわけじゃないんだよ??」
「人の心配を返せ。俺の蹴りで」
「え、今日って僕の命日?」
「安心しろ。今日命日にする(物理的に)。骨は粉々にして燃やして最近家庭菜園始めたからその骨粉に有効活用するから」
「あの〜僕死んじゃうよ? 」
「100回死んでからいった方が言葉の重みって分かるらしい」
「え?あの〜弁明の余地は?」
「ある訳ない。執行猶予も無し即処刑」
「ちょっとまって、なんでそんなに笑顔なの?!楽しそうにしないで??僕は嬉しくてつい出てきちゃっだけであってね?悪気はないんだよ?せめても弁明の余地を」
「弁明がどうであれ死刑が変わらないと約束できるのであればどうぞ」
「それ実質強制!」
「なら爆豪勝己倒せ。そうすれば死刑じゃなく私刑に変える。」
「そっちでいい!それでいいから死刑だけはご勘弁!」
「じゃあやれ 」
「アイヨ!」
爆豪勝己がすぐに反応したけどツクヨミ先輩はそれも予想済みで正午であるにもかかわらず爆豪勝己の手を覆って場外に置いた
「えっあ、爆豪くん場外!!よって常闇くんの勝ち!!」
『以上で全ての競技が終了!!今年度の雄英体育祭1年優勝は、A組常闇踏陰!!!』
「歯ぁ食いしばれ、今回の私刑は蹴り一発で済ませるから」
「実質死の宣告…」